歯科開業レポート

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どう進める?親から子へ歯科医院の継承

2022.1.20

親子間での医院継承、メリットとデメリットは? 親子間で歯科医院を継承する場合、新規開業するよりも以下の点においてメリットと言えるでしょう。   ①初期費用(土地・建物・医療機器・備品等)を抑えられる ②認知度が高い ③既存の患者様を引き継げる ④スタッフを引き継げる   ①初期費用(土地・建物・医療機器・備品等)を抑えられる まず、現状の建物・設備などをそのまま継承できるという点において新規開業よりも費用を抑えることができる点がメリットの一つでしょう。但し、見えない瑕疵や負債がある場合にはそのまま引き継いだり、また施設や備品・医療機器の老朽化によって修理や買い替えが必要な場合がありますので、開業前にチェックしておきましょう。   ②認知度が高い、③既存の患者様を引き継げる その地域で評判の良い状態で引き継げば、継承する新院長はその恩恵を受けることができます。新規開業に比べて集患の労力は少なく見積もれるでしょう。しかし、古い印象や悪い評判がある場合にはそれも一緒に引き継ぐという可能性があり、新規の集患に影響します。それはデメリットといえるでしょう。また、開業した当初の親世代から時代は変化します。既存の患者様だけでは今後の経営に影響することは間違いないでしょう。現代の地域のニーズに合わせた医院を作り上げ、患者数の維持・拡大が必要となります。   ④スタッフを引き継げる 基本的には歯科医院のスタッフは継続して勤務することになるため、新規雇用の募集や教育のコスト・労力が低く、その点は大きなメリットとなるでしょう。しかし、口約束のように単純に継承するのではなく、新院長と新たに雇用契約を締結する必要があります。その際には金銭的や感情的な面での労務問題が噴出するリスクを考慮しなければなりません。スタッフにきちんと説明をし、納得した上で雇用契約を結ぶのが良いでしょう。

歯科医院のホームページを見て受診?

2021.12.20

歯科医院開業にあたっての重要なポイント   歯科医院、来院のきっかけは・・・? 歯科医院を選ぶとき、利用者は何を基準に選ぶのでしょうか? 現在、歯科医院の数は68,000軒を超え(厚生労働省 医療施設動態調査 令和元年5月末概数による)、コンビニエンスストアの店舗数よりも多く存在しています。 「家や駅から近い」「公式ホームページを見て」「遅い時間でも診療している」「口コミを見て」など人によって歯科医院を選ぶには色々な理由があるのではないかと思います。では実際はどうなのでしょうか? 歯科医院を選ぶ基準として使っているのは、「ホームページ」が多数を占めています。 ホームページが世間に浸透するまでは電話番号の情報誌などで電話するか、直接病院に行って受診をした結果でそれぞれの病院の特色等を判断するのが一般的でした。 その為地域的に評価が決定されることも多く、人気の高い歯科医院に地域の住民が集まって地域社会を形成していたのです。   しかし現在は各歯科医院がその特色や診察内容、医師の紹介をホームページに掲載しているため、探している個人はそれぞれ自分にあった医院を瞬時に探せる時代になり、結果として歯科医院におけるホームページの重要性が高まっていったのです。 またSNSの進化も見逃せません。特に若年層ではそれが顕著になり、自分がフォローしている方が紹介した歯科医院が急に人気になることも多数起きています。   このような形で歯科医院における重要な情報の発信元として、ホームページやSNSによる情報発信が必要最低限と認識されています。 では歯科医院のホームページで、利用者は何を見ているのでしょうか?     公式ホームページで押さえておくべき点は・・・?   歯科医院を選ぶ際、公式ホームページを見て来院するケースは非常に高いということでしたが、実際には医院のホームページのどの部分に注目しているのでしょうか。 歯科医院を探している人は、「アクセス」「口コミ」「営業時間」をまず確認します。アクセスや営業時間は歯科医院に限らず全ての判断基準になりますね。 「口コミ」についてはその医院の評価を判断基準に置いている方が重視します。やはりネガティブなコメントが多い医院は敬遠したくなりますね。 ただ「口コミ」は匿名で書き込めるものも多いので、信用しすぎるのも注意です。   ただもちろんこの判断基準もホームページがあってこその物でありますので、そもそもホームページが無ければ検討の土台に上がってこない事も容易に想像できますね。 またアクセスや営業時間が記載されてない、記載されていてもどこにあるのか探しにくいホームページでは、せっかく見に来てくれた方が諦めて離脱してしまう事にもつながります。こういった情報はユーザーが見て分かりやすいところに配置したいですね。   まとめ いかがでしたでしょうか。今回は歯科医院を利用者が選ぶ際、何を重要視しているのかを実際のアンケートに沿って見てみました。 情報社会の今、スマートフォンやタブレット端末は人がアクションを起こす時に欠かせないツールとなっています。そして、そのWEB上にある公式ホームページは歯科医院の「顔」とも言える広告媒体であり、ホームページが利用者の受診可否の決定打になる可能性も十分にありえます。公式ホームページの運用は歯科医院開業にあたって重要な要素の一つといえるでしょう。

こんな歯科開業コンサルは要注意

2021.12.11

歯科医院開業は色々と決定することがあり、自分一人で調べて行うのは難しいものです。 開業について知識があって、サポートしてくれる人を味方につけて開業を成功させましょう。ただ、開業のコンサルタントは専門としている所から本業があってサービスとして行っているところなど様々です。 そこで今回はそんな開業コンサルについて詳しく解説させていただきます。 【本業がほかにあるケース】 本業が別にあって、サービスの一環でコンサル業を行っている場合があります。 医療機器メーカーや会計事務所、設計建設系など色々な分野の本業があるコンサルタントも開業に関して丁寧に相談に乗ってくれるでしょう。 ただ、特徴もあるので、希望に近い所を選べるようにご紹介します。 医療機器メーカー 医療機器メーカーの場合には医療機器の情報を入手しやすいなどのメリットはありますが、医療機器を購入する特典としてサポートしてくれることが多いので、細やかなサポートが受けられない場合があります。 設計事務所 設計事務所の場合には、歯科医院を設計しながら、設計スケジュールと一緒に計画を立てていくことができます。 ただし、サービスの1つとして行っている場合には設計のおまけのような位置づけでサポート内容が十分でないことがあるので気をつけましょう。 会計事務所 会計事務所は歯科医院の顧問を行っているケースもあります。 資金調達をスムーズに行うことができるなど、開業資金の面で専門的な知識が豊富です。 ただ、開業後に継続して顧問の契約が必要になる場合もあるので、慎重に検討しましょう。 【開業コンサルタント専門】 歯科医院の開業を専門にコンサルタントを行っている所もあります。 開業資金の調達から医療機器、歯科医院の設備設計などトータルで相談に乗ってくれます。 ただし、コンサルタント専門なのでほかの業種よりサポートが手厚い分、費用が高い傾向になります。 また、開業だけでなくその後の経営に関してもサポートしてくれる所かチェックしておきましょう。 【開業コンサルタント選びのポイント】 1 歯科が得意分野か? 先ほど業種別のコンサルタントの特色をお話しましたが、その業種によって得意な分野が異なります。 どの分野でも歯科の開業を多く手掛けているか確認しましょう。 どのようなことを求めるかによっても、どの業種に頼むべきか変わってきます。 2 経験や実績 開業に関してほとんど実績がなく、コンサルタントという肩書きを名乗っているケースもあります。 実際に経験や実績があるか確認しておきましょう。 具体的に「開業資金はどの程度必要か?」「医療機器メーカーの費用の相場は?」「目標の患者数は?」など具体的な質問をして明確な答えが返ってくるコンサルタントがおすすめです。 3 費用 歯科開業のコンサルタントによって費用は大きく異なります。 専門のコンサルタントの場合には費用はかかりますが、開業後も経営に関して支援してくれるなどしっかりとしたサポートを受けることができます。 本業がほかにあるケースはサービスとして行っていることも多いので、無料でコンサルタントを受けることもできますが、開業後のサポートは期待できないかもしれません。 どの程度自分で行うか、コンサルタントに依頼する部分はどの程度か決めておくとスムーズにコンサルタント選びを行うことができるでしょう。 【まとめ】 コンサルタントを選ぶ時には、歯科業界の知識があって経験があるコンサルタントを選びましょう。 また、開業後の経営のサポートも行っているかどうかも大切ですね。 5年後、10年後も計画的に安定して経営を続けていけるようにきちんとサポートしてくれるコンサルタントか見極めてくださいね。 弊社では歯科開業を専門とし、医療法人の運営や新規歯科医院開業のサポートをおこなっております。支援チームを立ち上げ、各分野の専門スタッフがサポートをおこないます。お気軽にお問い合わせください。 【関連ページ】 ■歯科医院開業事例① ■歯科医院開業事例② ■歯科医院開業事例③ ■歯科医院開業と内覧会 ■なぜ歯科医院開業したいのか?

なぜ歯科医院開業したいのか?

2021.11.15

今回は、現在勤務医として歯科医院に勤める30代前半の歯科医師の方へ開業を考えるきっかけをお伺いしましたので、1例としてご紹介できればと思います。 Q早速ですがいつ頃から開業を考え始めましたか? A具体的に開業を意識し始めたのはつい最近です。父が歯科医院を開業していたので、学生の頃からなんとなく「将来は開業するのかな」と考えていました。ただ、学生の時は歯科の勉強で精一杯で、卒業後も特に将来についてはあまり考えていませんでした。   Q歯科医師として勤務する中で意識が変わりましたか? A研修医が終わり、そのまま興味があった大学病院の口腔外科に勤務するようになりました。5年間大学病院での勤務を経て、このまま大学にずっと残るよりは一般歯科医院で勤務したいと考えるようになり、歯科医院に勤務し始めました。勤務医をしながら、将来は自分の理想とする歯科医院を開業したいと思うようになりました。   Q同世代の先生は開業や医院継承をされていますか? A大学の一つ上の先輩は知っているだけで、4人ほどすでに開業していると聞きました。 同期は開業準備をしているという話は聞きますが、まだ開業している先生は聞いていません。   Q医院継承する場合に発生する手続きについてご存知ですか? A継承される側の廃業届や継承する側の開業届の提出が必要と聞いたことがありますが、具体的なことはほとんど分かりません。ただ、医院継承の場合は医療器具やスタッフさんがそのまま継承されることが多いと思いますので、その点では新規開業よりもメリットが多いのではないかと思います。   Q歯科医院開業にかかる初期費用はどのくらい必要かご存知ですか? A土地や規模、広さによって様々だと聞いたことがありますが、十分な設備で開業するには最低でも1億円はかかると聞いたことがあります。ローンを組むとして初期費用には500万円程は必要なのではないかと思いますが、詳しい金額は分かりません。   Q歯科医院開業する地域は決まっていますか?決まっている方はなぜその地域にしましたか? A将来、父が開業している歯科医院を継ぐのか、新しく別の歯科医院を開業するのかはまだ迷っています。ただ、地域に密着し、一人一人の患者さんを長年通して診たい気持ちがあるので、場所は都会よりも住宅街での開業を希望しています。   Q開業や開業準備をされている先生で、開業支援のサポート企業を使用している方はいらっしゃいますか? A大学の先輩で新規開業された先生がいまして、その先生の歯科医院の内覧会に伺った時に新規開業について色々と話を聞くことができました。そこで初めて開業支援のサポート企業というものがあることを知り、開業する土地探しから内覧会の準備など色々と相談に乗ってくれるとのことでした。   Q実際に内覧会に参加されていかがでしたか? A内覧会の時もその企業の方が一緒に内覧会を盛り上げているような印象がありました。特に新規開業の場合にはその地域の患者さんを取り込む意味でも内覧会がとても重要であると思いますので、そういったところまで含めてサポートしてくれる企業があるのであれば、ぜひ自分も利用したいと思いました。   Q勤めている歯科医院で開業について学ぶことはできますか? A治療の流れや保険請求については学ぶことができますが、開業についてはほとんど学ぶことができていません。   Q開業について調べたり、学んでいることはありますか? A歯科雑誌などの特集で開業についての記事がある時は積極的に見ています。また、時々開業についてインターネットで調べたりしていますが、セミナーなどは受けたことがありません。今後は開業・経営のセミナーなどを積極的に受けたいと思っています。   Q開業について知りたいことはありますか? A現時点では父の歯科医院を継ぐのか、新たに歯科医院を開業するのか迷っています。新たに歯科医院を開業することも視野に入れていますので、新規開業のためにはまず何から始めるべきなのか、貯蓄がいくらぐらい必要なのか、誰に相談すべきなのか、などについて知りたいです。   Q弊社のような会社に相談するのは慎重になりますか? A特に慎重になるとは思っていません。現段階で、開業については全くの無知と言っても過言ではありませんので、頼れる会社や企業があるのであれば積極的に相談したいと思います。まずは、御社のような会社に相談することが第一歩と考えていますので、日々の診療で技術を学びながら、そういった形で開業の準備を進めていきたいと思っています。     貴重なお話いただきありがとうございます。 開業は考えているがわからないことが多く、周りの方からお話を伺いながら準備を進めていく方が多いと改めて感じました。実際に弊社へお声がけいただく先生も、お知り合いの先生からご紹介でお問い合わせいただくことが多いです。 開業資金や医院継承が良いのかなど今回弊社からの回答は記載しておりませんが、気になる方はぜひお問い合わせください。 開業支援豊富な専門スタッフがご対応いたします。

歯科医院開業と内覧会

2021.10.29

歯科医院内覧会の基本的なノウハウ!NG行動がある? 「内覧会ってそもそも、必要なの?」 「内覧会、ノウハウはないけど、失敗したくない」 いよいよ、歯科医院開業!という時に付き物の内覧会。しかし「内覧会について、よくわからないので不安。」という先生も多いのではないでしょうか? 内覧会についてよく把握しておかないと、集客やスッタフ同士の団結のチャンスを逃すことにもなりかねません。 そこで、大切なのは内覧会の必要性や成功のポイントを理解して、この内覧会というチャンスを最大限に有効活用していくことです。内覧会を成功させることで、地域の認知度を高めることができますし、スタッフ同士のコミュニケーションの場にもなります。 今回は、内覧会についてお悩みの先生に向けて、内覧会が必要な理由と準備のポイントをご紹介します。 ぜひ内覧会を成功させて、クリニック開業からスムーズなスタートダッシュを切りましょう。 内覧会の必要性 それでは、そもそも内覧会は必要なのでしょうか? 開業時はいろいろと準備が多く、内覧会をする必要がないのであればやらないでおきたいですよね? 結論からいうと、内覧会は必要です。 ここでは、その理由を解説していきます。 ○診療開始前から集客ができる 内覧会では、実際に診療を開始する前から集客ができます。 クリニックを気に入ってくれた来場者の予約を、その場で取れるからです。経営の不安も多い開業時だからこそ、内覧会で患者さまを増やしましょう。 ○地域へ認知してもらうチャンス 内覧会は、地域の人にクリニックを知ってもらうチャンスです。 地域にチラシなどで、周知して実際にきてもらうことで、医院を地域の人に知ってもらえます。また、先生やスタッフの人柄も知ってもえます。地域に根付いたクリニックになるためにも、内覧会は必要です。 ○スタッフ同士の団結の場になる 内覧会はスタッフ同士の団結の場にもなります。 内覧会の準備のポイント それでは、準備の段階で注意する点はなんでしょうか? ここでは、内覧会準備のポイントをご紹介します。 ○日付の設定 開催日は必ず、週末を含む日付にしましょう。休日を含めれば、多くの人に来場してもらえます。可能であれば、平日も含め3日間行うのがベストです。 ○イベントの周知 イベントの告知もしっかり行っていきましょう。 チラシやSNSを利用して、多くの人に知ってもらう必要があります。内覧会で行うイベントがある場合はその旨を、記載しておきましょう。 ○ノベルティやイベントの計画 内覧会では来場者のためにノベルティやイベントを企画するといいでしょう。 来場者を増やせますし、患者さまと交流を持つ事ができます。歯ブラシのプレゼントや、小児向けであれば、歯医者ごっこをしながら写真撮影などもおすすめです。来場者にとって魅力的な企画を用意しましょう。 ○スタッフの動きの確認 スタッフの動きの確認も必要です。当日はかなり忙しくなる事が予想されます。 具体的には、他院の先生が挨拶に来たらどうするのか?お祝いの品を頂いたらどうするのか?などです。スタッフ間で対応を統一しておきましょう。 ○当日の服装の確認 当日の服装も考慮が必要です。白衣ですと、子供を怖がらせてしまうかもしれません。また、ディーラーの営業マンが来てくれる時に、スーツだと来場者に入りにくいという印象を与えてしまうかもしれないため配慮していただきましょう。クリニックによっては内覧会の時用に、医院のテーマカラーのTシャツを用意したりするところあります。服装も親しみやすさを意識しましょう。 まとめ いかがだったでしょうか?内覧会は、集客とチームビルディング両方の面でとても重要です。 しかし、目的と成功のポイントを理解していないと、無駄に費用と労力だけをかけることになりかねません。ぜひ内覧会を成功させてください!

居抜きでの歯科医院開業をおすすめしない理由

2021.10.23

居抜き物件は、以前まで借りていた経営者が同業種を営んでいた空き物件のことです。居抜きの歯科医院を開業するのなら以前まで歯科医院を経営していた空き物件を探すことになります。 飲食店が居抜き物件で開店することはよくあるパターンですが、居抜き物件を上手く活用できると開業資金を安く抑えられるというメリットがあります。開業資金をなるべく安く抑えたいというかたは多いですが、果たして居抜き物件での開業は良いことだけなのでしょうか。 この記事では居抜き物件で開業するデメリットやメリットを解説します。歯科医院開業の際に参考にしてください。 居抜き物件で歯科医院を開業するデメリット 居抜き物件を利用した開業はデメリットが多く、場合によってはメリット以上に受けるデメリットが負担となります。 【追加費用がかかり、金額が予想以上に抑えられない】 借りた当初は調子よく動いていた設備でも残り使用期間が少なかったり、内装や外装が痛んでいたりすれば自己資金で手を加えなければいけなくなります。自分で負担する金額が増えてしまうので予想以上の出費につながってしまうことがあります。 【前の歯科医院のイメージが残る】 居抜き物件では、以前まであった歯科医院の場所や設備を利用することになります。そのため以前まで入っていた歯科医院のイメージを引き継ぐことになり、評判が悪い歯科医院であれば、悪いイメージを引き継いでしまうことがあります。 【物件数が少なく、立地を選びにくい】 新規で開業することよりも立地が限られてしまいます。歯科医院の居抜き物件は物件数が圧倒的に少ないので立地条件を選びにくいというデメリットがあります。 【内装など自由度が低い】 居抜き物件では、前の歯科医院が使っていた設備や内装をそのまま使用するため自分の好みを反映しにくくなります。 例えば診察の際の導線がスムーズでなく動きにくかったり、設備が好みのメーカーではなかったりすることで使いにくいと感じることがあります。 居抜き物件で歯科医院を開業するメリット 居抜き物件で歯科医院を開業するデメリットをお伝えしましたが、メリットもあります。 【開業資金を抑えられる】 居抜き物件を利用して開業すると新規で開業するよりウンと安い金額で開業できます。レントゲンや歯科診察ユニットなどの設備が整っていて、内装なども痛んでいなければ、初期費用を大きく抑えることができます。 【経営の早期安定化を図れる】 居抜き物件に入っていて歯科医院の評判が良く知名度が高い場合には、集客面で恩恵を受けられます。歯科医院を開業するにあたってもっとも大変なのが、患者さんの確保です。もともと入っていた歯科医院が地域の歯科医院として知名度があれば、通っていたお客さんを引き継げる可能性があります。 【開業までに時間がかからない】 新規で開業するには内装工事から機材の搬入、設置を行う必要がありますが、居抜き物件では内装工事などはほとんど必要ないため短期間で歯科医院を開業できます。 居抜きでの歯科医院開業をおすすめしない理由まとめ 居抜き物件を活用して歯科医院を開業するメリットは非常に多いですが、良いことばかりではありません。居抜き物件を上手に活用するには、物件を自分の目で隅々まで確認したり、前に入っていた病院がどのような理由で閉院したのか調べたりする必要があります。 また歯科医院の開業を得意とする経営コンサルタントに依頼するのもおすすめです。自分一人で判断するよりも医療と経営の両方をサポートしているプロからアドバイスをもらうことで、期待外れの居抜き物件を掴んでしまう状況を回避できます。

人気のある歯医者さんってどんな歯医者さん

2021.10.18

人気のある歯科医院 「歯科医院で治療を受けたい」と患者さんが思うのはどんな時でしょうか?口腔内に何らかの痛みや不快感、不安がある時。定期的な歯周病治療で通院している方は、歯科医師が口腔内をチェックした際に治療が必要と言われた時が当てはまるのではないでしょうか。 患者さんが歯科医院へ求めることは年々多様化してきていますが、「すぐに診てもらえて良かった」「痛みが落ち着いた」という問題解決の【安心感】を与えてくれる歯科医院を探している方、「受付や電話対応が優しかった」などの働いているスタッフの【優しい対応】を求めている方が多いと思います。 患者さんが、次もこの歯医者さんに行こうと思うポイントは何が決めてなのでしょうか?具体的に人気があり安心感を与えてくれる歯科医院について、考察していきたいと思います   話しやすい雰囲気のある歯科医院 昔ながらの威厳に満ち溢れた歯科医院も素晴らしいと思います。しかし、人は不安な時自分の話を誰かに話したい、理解してもらいたい、しっかり聞いてほしいと思います。患者さんの主訴をしっかり聞き、患者さんの気持ちに寄り添ってくれる歯科医院やちょっとした疑問にも気さくに答えてくれそうな雰囲気のある歯科医院は好印象です。 口の中の問題は、恥ずかしいことだ!と感じる人も多く、デリケートなことだからこそ話しやすい環境や人が居ることは重要だと思います。   自分のことを覚えていてくれる 歯科医院には毎日多くの患者さんが来院されます。多忙な先生から自分の名前を先生に呼んでもらえることはもちろん、過去に来院した時のちょっとしたエピソードを覚えていてくれたことや「この前は〇〇でしたよね?大きくなりましたね(子供の成長に気づいてくれた)」というように、自分のことをしっかり覚えている・把握してくれている、歩み寄ってくださる姿勢に親近感を感じます。   麻酔時に可能な限り痛みを少なくしてくれる 歯科治療に痛みはつきものなのですが、局所麻酔の注射をする際に、可能な限り痛みを少なくする方法を取り入れている歯科医院は「優しい歯医者」と患者さんが感じるのではないでしょうか。例えば、【表面麻酔】や【極細注射針】を使用して、できるだけ痛みを軽減しようとしてくださっていると患者さんは安心します。   予約日を柔軟に対応してくれる 「うっかり予約を忘れていた!」「急に残業になって予約時間に間に合わない!」 予約確定後に予約の変更をする際、患者さんはとても申し訳ない気持ちでいっぱいになるそうです。実際に「歯医者 予検」と検索すると【何度も変更】【電話苦手】などのキーワードが表示されるのです。 その予防策として、LINEや診察券アプリ、SMSやメールに予約の前日に自動でお知らせを配信してくれるサービス利用しているクリニックもあります。アプリで予約変更ができる歯科医院も増えてきており電話が苦手な世代の患者さんにとっては嬉しいサービスです。   受付やスタッフが優しい これは歯科医院に限らずですが、受付の対応が企業、医院のイメージを左右すると言われています。先生より先にお話、お顔を合わせるのは受付やスタッフさんです。スタッフの対応が暗いと不安な気持ちで来院されている患者さんはより不安に。笑顔や明るい対応ができる歯科医院は安心感を与えられるのではないでしょうか。 また、お顔を合わせる前に、初めて歯科医院へ電話した際に、受付やスタッフさんの電話対応が優しいと安心しませんか?優しい雰囲気や声のトーン、こちらの状態をしっかり聞いてくれる電話対応だと、患者さんは少し不安な気持ちが和らぎます。   まとめ 歯科医院では、マスクやフェイスシールドを装着した状態で患者さんと接することが続いています。新型コロナウィルス流行前より、お互いの声が聞き取りづらい、表情が伝わりづらい、意思疎通が少し困難になる場面があることも確かです。 口腔内に不安を抱えて歯科医院へ向かう患者さんは、新型コロナウィルス感染症の影響で日々の不安もあいまって、精神的ダメージが大きい方も多いと思います。今まで以上に患者さんの気持ちに寄り添う優しい対応が求められているのではないでしょうか。ちょっとした気遣いや笑顔が患者さんの安心につながり、好感度が増すということなのかもしれません。

開業するより勤務医でいる方が良いってほんと?

2021.10.09

開業する場合には、開業資金や集患、スタッフの確保など治療以外の経営面で工夫が必要になってきます。 歯科医院が多く増えている中、開業だけでなく勤務医を選択する歯科医の方も増えてきました。 そこで今回は勤務医のデメリットとメリットについて比較しましたので参考にしてみてくださいね。 勤務医のデメリット ・治療方針を決める時に制限がある 勤務医で働いていると、その歯科医院の治療方針や院長の考え方を尊重する必要があります。 インプラントやセラミックなどの自費治療を多く治療したい場合でも、保険の治療が多い場合にはその治療を多く行うことになります。 また、アポイントの取り方も時間が足りなくて、もう少し余裕をもって治療したい場合でも難しい場合があります。 ・収入が決まってくる 勤務医の給与体系は歯科医院によって異なりますが、固定の給与や固定の給与+歩合の場合もあり、ある程度収入が決まってきます。 これはメリットでもあると思うのですが、多くの収入がほしい場合には勤務医では物足りないと感じる場合もあるでしょう。   勤務医のメリット ・開業資金の心配がない 開業をするためには、様々な準備資金が必要です。 歯科用ユニットやレントゲン、テナント代や、人件費として受付のスタッフや歯科衛生士の給与の分なども資金として確保しておく必要があります。 そして、内装や使用する歯科機器によっても費用に差はありますが、平均でも5000万円程度の費用がかかるといわれています。 この費用は一般的に金融機関から借り入れをして返済していく形が多く、月々の返済に数十万円必要です。 また、歯科機器も時間が経つと買い替えが必要なものも出てきて、その費用も随時掛かります。 勤務医であれば開業資金を返済していく必要がなく、治療に専念することができます。   ・集患の心配があまりない 歯科医院がコンビニより増えているといわれている時代なので、きちんと治療を行っているだけでは集患が難しくなってきました。 インプラントや矯正なども行っていて、ほかの歯科医院にはない特色がある所に患者さんが集まる傾向になります。 開業すると、どのようにほかの歯科医院と差別化をはかって集患するか考える必要があります。 勤務医の場合は、患者さんが来院していて歯科医師を雇っているので、集患のことは気にせずに働くことが多いでしょう。   ・スタッフの確保の心配がない 歯科医院経営の上で長くスタッフが勤務してくれることは重要です。 ただ、歯科医院も多くあり、すぐに就職できるので、歯科業界はスタッフの離職率が高いといわれています。 スタッフに対する配慮や待遇、勉強会などでスキルアップをはかるなどスタッフが満足して働く環境を整えることも大切ですが、簡単なことではありません。 歯科医院経営の上でスタッフが辞めてしまうといった問題を抱えている歯科医院も多いですが、勤務医はその心配をする必要がありません。   ・収入が安定している 勤務医の場合には、固定の給与か歩合制の給与の違いはありますが、一定の給与が安定して支払われることが多く、ある程度収入が安定しています。 開業医の場合には、来院した患者様の数や治療した内容によって入ってくる収入が違いますし、開業資金や買い替えが必要になった歯科機器、社員満足やホームページ作成などに先行投資する必要があります。 これらの先行投資や開業資金の返済がないので、給与のすべてが自分のことに使うことができます。   まとめ 開業するためには、多くの開業資金や集患、スタッフが満足して働いてくれる環境つくりなどさまざまなことをクリアしていく必要があります。 治療できるスキルと経営のスキルは全く別のものなので、治療に専念したい場合には勤務医がおすすめです。 分院展開している所で分院の院長という選択肢もあります。 色々な働き方を選ぶことできるので、無理に開業を選ぶのではなく、勤務医としてのキャリアを積んでいくことも選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?

歯科開業、物件、テナント探しのための基礎知識

2021.9.20

歯科医院開院立地、知っておきたいチェック項目 【立地の調査】 □最寄り駅からの距離 □路面店か、2階以上か、地下階か □間口の広さ □乗降者数とその推移 □近隣半径1キロの人口と世帯数 □年齢層ごとの人口分布 □会社、工場、公共機関、学校数など □昼間と夜間の人口数の違い □生活動線と交通量 □騒音、振動の確認 □周辺の開発計画 □近隣の歯科クリニック件数 □ハザードマップ □歯科医師会の加入状況 【歯科医院が作れるか?】 □歯科医院設置のオーナー承諾 □天井高(歯科ユニット設置ができるか) □電気容量(電源の容量、動力の容量など) □同じビル内テナントの職種 □配管設備確認 □看板、サインの設置条件 □耐震構造の確認 【テナントの条件】 □不動産借入経費の全体金額を確認 □月額賃料と補償金、敷金礼金、管理費共益費、仲介料、前家賃 □開院前のフリーレント、賃料の交渉 □テナントの登記簿による担保確認 □賃貸借契約の内容「普通建物賃貸借契約」or「定期建物賃貸借契約」 □補償金返還時の償却の有無 □退去時の原状回復内容と負担割合 □家賃保証会社の有無 歯科開業テナント探しのための基礎知識 1.予算と希望を整理する テナント、物件探しをする前に、自分にとって何が大切かを決めておくことが重要です。 すべての理想と希望を満足させる物件を見つけることはなかなか難しいので、どの条件を優先するのか順位を決めておかないと、いつまでたっても物件を決められません。 (1)まず、いくらまでの賃料なら無理なく支払えるかという基本的なことを決めておくことが重要です。家賃は固定費になります。歯科医院であれば材料仕入、技工料、その他経費、人件費を売上から差し引き、いくら残るかを計算して、無理なく払える金額が最低条件です。 (2)つぎに、全額自己資金で開業をするのか、一部公庫融資などを利用されるのか、資金面を確認しましょう。物件の契約金以外に内装工事費用、歯科用機器、受付事務用機器、歯科材料、宣伝広告やネット関連費用などが必要です。また、金融機関からの融資を利用する場合、融資相談から面談、結果が出るまでに約1ヶ月前後時間がかかります。いつ準備できるのかも事前にしっかりと確認をしておいたほうが良いでしょう。 2.歯科開業の用途に使えるかを確認する いざ物件を探してみると、物件はたくさんありそうで、多くないです。その理由と用途が関係をしてきます。 まず周辺環境や、競合となる歯科が近隣に多くあったり、良く見て探さないと、借りた後に実は歯科医院を施行できない物件であったりと、歯科医院運営に支障が出てしまい、最悪物件を借りても事業ができず解約せざるをえなくなってしまう場合もあります。 また、歯科医院の内装工事の場合、配管工事を行うために床上げして歯科ユニットを設置します。そのためにはそのテナントの天井までの高さがどれだけあるかが重要です。またスケルトン物件の場合、天井や空調設置のための空間も必要となってきます。これは、内見などで内装工事業者さんや内装デザイナー、歯科医院開業専門のコンサルタントに相談しながら確認を行いましょう。 物件選びは慎重に行い、歯科医院開業のテナントに強い不動産会社に相談することをお勧めします。 歯科開業に適したテナント情報の集め方 1.インターネットで情報収集 インターネットでテナント情報収集は広範囲の情報を素早く収集できますし、賃料相場を把握するのにも便利です。しかし、その反面良いと思う物件は皆同じで、情報公開されている物件のためすぐに申し込みが入ってしまうことも多く、すでに成約してしまったテナント情報が掲載されていることも多々あります。 そのため、開業したい立地近くの不動産会社さん、あなたが信頼できる不動産会社さんに、気になるエリアにテナントが出たらすぐに連絡してもらうように頼んでおきましょう。できれば何社かに依頼した方がより良いでしょう。 2.現地に行って物件を見て回る 1階路面店の貸店舗では、すぐに決まるということもあり、インターネットなどに掲載する前に、現地で空き看板を見つける事もあります。開院したいエリアが決まっている場合は、少なくとも何回か定期的にそのエリアに足を運ぶことをお勧めします。 テナントの「申し込み」とは 1.「申し込み」は「契約」とは違います 物件を下見して気に入った場合、不動産会社に「申込書」を提出することになります。 この申込書の書式は、不動産会社によってまちまちですが、記入項目は住所・氏名・年齢・職業・年収など、法人の場合、法人の内容と詳細、年間売上規模などが必要です。 申込書はあくまで契約する意思を確認するための書類であって、「賃貸借契約書」ではありません。 したがって、申込書を提出した後でも申込みをキャンセルすることが可能です。この点は提出する前に不動産会社に再確認しておきましょう。 ただし、キャンセルは不動産会社やビルオーナーなどに少なからず迷惑をかけることになるため、申し込みをする際はくれぐれも慎重にしてください。 また、フリーレントなど賃料に関わることを貸主から承諾頂く為の交渉は、申し込みまでに確認し回答をもらいようにしておきましょう。 2.審査で断られることもあります 貸主は借主が提出した「申込書」をもとに、その希望者と契約するかどうかを判断します。 これを「審査」といいます。審査にかかる時間は大体一週間ぐらいが一般的です。 この審査では貸主がOKしないケースつまり断られる場合もあります。貸主から見れば、大きな財産である不動産を他人に貸すわけですから、社会的に信用でき、経済的に安定している人、契約を守る人にテナントを貸したいと考えるのは当たり前のことでしょう。 3.預かり金・手付金を支払うとき テナントを下見して気に入った場合、申込書を提出する際に、数千円から家賃の1ヵ月分までの金銭を不動産会社に預けるケースがあります。これは、「預り金」「申込証拠金」「申込金」「手付金」と呼ばれています。 しかし、金銭を預けた場合でも「借りたい」という意思表示を行ったに過ぎず、契約の優先権を確保したわけでもなく、契約が確定したわけでもいないことに注意しましょう。つまり、預り金を不動産会社に預けても、貸主の承諾がなければ契約は成立していないとみなされます。 賃貸借契約が不成立の場合、預り金は返還されますが、念のためそのことを明記した預り証を必ず不動産会社から受け取りましょう。 この預り金は、賃貸借契約が成立した場合は必要な費用の一部として取り扱われ、賃貸借契約の関わる支払いに充当されます。 金融機関などより融資を受ける際は、借入確定から決済までに時間がかかってしまうため、貸主から直接預かり金を請求されることもあります。 テナント賃貸契約で必要なもの 1.契約までに用意する書類一覧 (1)契約までに用意する書類一覧 賃貸借契約までに個人・法人で用意する書類は次のとおりです。 Ⓐは個人契約、Ⓑは法人契約 Ⓐ契約者の住民票・身分証明・連帯保証人の印鑑証明書・印鑑・実印 Ⓑ法人の謄本・印鑑証明・決算書の写し・連帯保証人の印鑑証明書・実印・印鑑 (2)契約までに用意するお金一覧 首都圏の場合、賃貸借契約までに用意する資金とその目安になる資金の詳細は以下のとおりです。 礼金…家賃の0~2ヵ月分 敷金・保証金…家賃の2~10ヵ月分 不動産仲介手数料…家賃の0~1.08ヵ月分(消費税含む) 前家賃…家賃と管理費の1ヵ月分程度 損害保険料へ加入費用 家賃保証会社…契約時に「初回保証料」として『月額賃料+管理費等』の30%~100%を保証会社に支払 (3)連帯保証人の保証書を用意する 連帯保証人の保証書とは、万一の際には連帯保証人が契約者の債務(家賃の滞納分など)を肩代わりするという内容の書類です。これは、不動産会社によって書式も名称もまちまちです。 「保証書」「保証契約書」「連帯保証契約書」「保証人引受承諾書」など。いずれにしても、賃料などで何かあった場合、連帯保証人が契約者の債務を保証するという内容の契約書です。保証書には通常の場合、連帯保証人の実印を押印することになっています。 賃貸借契約を結ぶことが決まったら、事前に連帯保証人にこの保証書を書いてもらいましょう。 2.契約時の重要事項説明書って? (1)重要事項説明書をチェックする 重要事項説明書とは、物件概要や契約内容を詳しく記載した書類です。不動産会社は、賃貸借契約を結ぶ前にこの重要事項説明書を契約者に交付する義務があります。 重要事項説明書は、契約書と重複する内容も含んでいますが非常に重要な書類です。 不動産会社は重要事項説明書を契約者に交付する際に、その内容を契約者に説明する義務があります。このとき内容を説明するのは、一定の資格を持った人(宅地建物取引士)が取引士証を明示して行わなければなりません。 重要事項説明書の内容を聞いているときに疑問が出てきたら、その場で必ず質問してください。そして、最終的に内容をしっかりと理解した上で、納得してから契約手続きに入ってください。 また、定期借家契約(更新のない賃貸借契約)の場合、ここで必ず説明があります。 定期借家契約は、期間が満了になると契約終了になりますが、互いに合意すれば再契約できますので、再契約の申し込みや方法などは十分に説明を聞いてください。 (1)契約書は納得してから署名する 契約を行う場合、賃貸借契約書は説明を一通り聞いただけですぐに署名・押印するのではなく、不動産会社に分からないところを必ず質問し、理解し納得してから署名・押印するようにしてください。なぜなら、不利となるような契約でも賃貸借契約書を結んだ時点で、キャンセルは原則的にできなくなるからです。 例えば、契約した後で、様々な理由で気が変わり、契約開始(賃料発生日)前に契約をキャンセルしようとしたとします。契約開始(賃料発生日)前であっても契約は始まっているわけですから、通常の場合、礼金・仲介手数料は契約者には戻ってきません。 契約者には、基本的に敷金、保証金(*)が戻ってくるだけです。 (*保証金に償却がある際はその分が差し引かれて戻ってきます) まとめ テナント物件情報の探し方や、歯科医院に適した物件を探す上で欠かせないポイント、テナントの不動産契約する時の基礎知識を簡単に説明しました。 一生に何度も経験しない物件探しや不動産契約となるからこそ、必要最低限の知識と注意が必要となります。 これ以外に、歯科開業のテナントで注意したい点もいくつかありますが今後の当社ホームページに載せていきますのでご期待ください。 歯科医院を開業したいエリアがなんとなく決まったら、まずはデンタルサービスにお気軽にお問い合わせください。このほか歯科開業に関するご相談承ります。

コロナ禍の歯科開業

2021.9.05

コロナ禍での歯科開業 新型コロナウィルスの問題が出てきてから1年以上が経つこととなってしまいました。 現在もデルタ株の蔓延が懸念され、まだ収束の見通しがたたないばかりか、絶望的な拡大状態が続いています。このような状況下、歯科医院の新規開業を進めていいものかどうか、開業準備のスタートはいつ切るべきか悩まれている先生も多いのではないでしょうか。 現在のコロナ禍において本年7月に2件の開業を支援してきてわかった開業の注意点などをお知らせしたいと思います。 大きく変わった申請スケジュール 2年前までの実績では、歯科開業における動き出してから開業オープンまでの期間は、テナントでの開業は最短で約6ヶ月(法人)、個人開業は約4ヶ月が一般的と言われてきました。しかし現在のコロナ禍においては、さまざまな遅延が発生しスケジュールが大きく遅れております。 役所の在宅勤務の増加と営業時間短縮により、業者や役所の処理スピードが1~2ヶ月遅くなっています。また、今後の状況がどうなるか予測不可能であり社会活動についても不透明なところが多いため、開業予定日を決めてもそれに間に合わないといったリスクは、以前にも増して大きくなっていると思います。よって、状況をみながら余裕をもったスケジュールで進めていくことが重要となります。 コロナが歯科界にもたらした功罪 口腔外バキュームや滅菌器など、特に感染予防にも関係する機器等が品薄で、購入・設置までに時間を要しました。現状も品薄が続いており、在庫や納期を確認して調達しなければなりません。 コロナ関連の助成金取得等の目的による内装工事が激増し、内装業者の手配がつきにくくなっています。また、内装部品の中でも、特に非接触型の蛇口、自動ドア、スイッチ類などが極端な品薄状態で、当社が手がけた内装工事でも部品調達が間に合わなく、工事完了後に順次取り替え作業を行いました。 医療法人は公的借入が非常にスムーズとなっており、無金利〜超低金利での資金調達が可能となり、実は分院開業が増加しています。 歯科開業物件、テナントに掘り出し物が増えた 昨年の夏以降、歯科医院開業のための物件探しをする中で、今まで滅多に出ない駅前の掘り出し物物件が出始めたことを実感しております。現に当社でも、駅前数十秒の物件を入手することができました。 すでに1年以上も続くコロナでの社会活動、外食産業はじめとするサービス業などの低迷による撤退、また危機意識により新規参入の差し控えにより、空きテナントが多く出はじめている事を実感しています。都心の繁華街などのテナントの場合、赤字が激増してしまっている賃貸業の貸主心情として、この状況下では少しでも家賃収入が欲しいのが当然です。空室の状況が続いているような物件では、家賃交渉やフリーレントなどの相談に乗ってくださる方が増えており、賃料や保証金を下げてもらえる可能性が大きくなった事も実感としてあります。 採用にも好変化が 新規作用においては、コロナ禍で産業自体ダメージを強く受けた業界、例えば観光業界、ホテル業、外食産業など新規採用の見直しや中止が増えています。 そのため、歯科業界において人手不足は相変わらず続いておりますが、ダメージを受けてしまった産業からの求職者が徐々にではあるが増えてきています。 特に歯科医院の場合、受付、歯科助手などは、入社の条件として、特別なライセンスは必要とせず例えば接愚に秀でたサービス業などの出身者や専門的な学校を卒業した新卒の方々には最適となる場合も多く、採用に苦戦していた歯科業界のリクルートも好転し始めてきました。 全体的にはコロナ禍でも、安定した経営の歯科医院は多く、大きく業績アップまではしていないものの、このような危機的状況下においても比較的に安定している歯科業界に学生たちは注目し始めているようです。 まとめ コロナ、ラムダ株などの新種のパンデミックに関しては依然先が見えず不安定な状態が続いているため、ここで歯科医院開業を躊躇する先生も少なくないのではと思います。 しかしそんな状況においても上記のように、歯科開業について言えば、好転し始めていることも多くあり、ピンチをチャンスに変えられる可能性も大いにありますので、身近な院長様や専門的な会社などと相談しながらぜひとも明るい将来に向けてのチャレンジをしていただきたいと思います。   【関連ページ】 ■歯科医院開業事例① ■歯科医院開業事例② ■歯科医院開業事例③ ■歯科医院開業と内覧会 ■なぜ歯科医院開業したいのか?

歯科開業レポート

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