歯科開業レポート

物件・設備

歯科医院開業 物件の選び方

2021.5.28

歯科医院開業の良い立地、テナントとは? 歯科医院開業の立地を決める時「いい立地で開業したい!」と思うのが人の常ですが、その良い立地の条件とは果たしてどのようなモノでしょうか? 今回は良い立地の判定要素と生活動線の読み取り方について理論を解説します。まずは来院されるであろう患者さんの日常行動線を読み取ろう! 日常行動線とは? 人々が日常的に利用するような、生活に密接に関わりのある道路や交差点、施設が存在します。これらを結ぶ動線を日常行動線といいます。 ○日常行動線を読み取るためのポイント(TG、PC、CP) ポイントとしてTG、PC、CPがあります。 【TG(Traffic Generator)交通発生源】 日常の行動の中で人は何らかの交通手段を用いており、それらを結ぶ核となる場所が必ず存在します。電車を使う場合は駅、車や徒歩なら交差点がそれにあたります。人々が集中的に出会い交差する場所で、あたかも、この場所から交通が発生しているように見えることからこのような場所をTG(交通発生源)といいます。 TGの例:駅(特に入口) / 大きな交差点 / バス停 / 自転車置き場 / 大規模駐車場 【PC(Potential Cluster)需要集合体】 人々が密集して住居を構えていたり、就業者がとりわけ集まり一定の時間停留する施設であったりと、大きな需要が埋まれる場所や地域のことをいいます。たとえば、高層住宅群(マンションなど)、高層商業ビル、大規模ショッピングセンター、公共施設(役所・郵便局・図書館・学校など)、戸建住宅群などが該当します。人がたくさん集まる場所なので、歯科医院の診療圏を考える時に特に重要な場所となります。 PCの例:高層住宅群(マンション) / 高層商業ビル / 大規模ショッピングセンター / 公共施設(役所・郵便局・図書館・学校など) / 戸建住宅群 【CP(Consumers’ Point)消費者起点】 歯科の診療圏の中には、年齢・性別・趣味嗜好ごとに、人が日常的に立ち寄る場所があり、このような場所をCP(消費者起点)といいます。食料品や日用品を購入するスーパーやホームセンター、ドラッグストア、コンビニ、頻繁に利用するファミリーレストランやファーストフード店などもこれに分類されます。 CPの例:スーパー / コンビニ / ショッピングセンター / ファミレス / テイクアウトショップ / ホームセンター ○日常行動線を推測しよう! ある社会人の1日の行動を考えてみましょう。 自宅(PC)→地元の駅(TG)→目的地の駅(TG)→行きつけのコンビニ(CP)→会社(PC)→昼:ハンバーガー屋(CP)で食事→会社(PC)に戻る→退社後、駅へ(TG)→地元の駅(TG)→帰宅(PC) 職業や年齢により違いはありますが、オフィスワークの方だと大体このような感じになるでしょう。主婦や学生、歯科医院へも大きく影響が予測されるアクティブシニア層などの日常行動を考えると、買い物スポットや飲食店などさらに別のポイントが当てはまります。 地図上で考えてみよう! 先ほど推測した日常行動線を地図に書き出してみましょう。歯科医院開業希望地の診療圏の様子はどうなっているでしょうか?もうお分かりかと思いますが、TG・PC・CPの動線上にあるほど人が流れ込みやすく、集患力の強い場所であることがわかります。 もちろん、そこで暮らす世帯層や昼夜の人口帯、最寄り駅の情工数によっても見方が変わるので、地域の特性についてもよく考えましょう。 患者さんの生活動線を考える時の注意 ○患者さんが近いというのは距離ではなく時間 患者さんに歯科に来院する理由を聞いてみると、「家から近いので」「評判を聞いて」といった話を伺います。患者さんがいう近さとは、単なる距離のことだけをいうのではありません。 たとえば、単調なまっすぐな道と、間に横断歩道や踏切(待ち時間が発生するポイント)を挟む道とでは、距離が同じであってもまっすぐな道の方が早く目的地に到着できるでしょう。このように見ると、目的地(医院)へのアクセスのしやすさを決めるのは距離ではなく時間軸であることがわかります。 ○道を選ぶ時の心理要因と行動心理 裏道を使ってでも目的地へ最短距離で行こうとする最短距離の法則、なるべく知っている道を通り確実に目的地へ向かおうとする確実性の法則、横断歩道の無い大きな車道を避けるなど危険な場所を避けようとする安全性の原則、混んでいる病院にはさらに人が集まるといった集合性の法則。人が目的地に向かおうとする時には、このような心理が働きます。このような観点からも、立地を考えていきましょう。 ○診療圏分断の例 診療圏内に川や大きな丘陵、二車線以上の道路、線路などがあり、人がそこを物理的に横断できない状況を診断圏分断といいます。人の行き来が分断される場所なので、その範囲は診断圏からはずす必要があります。

歯科医院開業 賃貸借契約の注意点

2021.3.19

歯科医院開業前にテナント賃貸借契約で知っておきたいこと ○不動産初期費用とは? 不動産初期費用とは賃貸開始時の諸経費のことを指しますが、簡単にあげてもざっとこれだけのものがあります。 ・前家賃(1か月分の賃料) ・敷金/保証金 ・礼金(1~2か月分、無い場合もある) ・仲介手数料(1か月分) ・火災保険(不動産会社から案内される場合が多い) ・初回の保証料(保証会社を利用する場合) ※大型商業スペース等の場合は、内監費、現場協力金 等いずれも、何かあった時の保証費用や貸主・仲介者への御礼金といった役割を担います。 敷金は家賃の担保として、一般的なテナントでの相場は家賃6~10ヶ月分ほど必要なケースが多いです。(保証金とされる場合もあります。) 礼金は大家への御礼金として家賃1ヶ月ほどが相場です。 また、歯科の場合は内装に1ヶ月間、指定医療機関申請の保険診療開始まで1ヶ月間の時間を要する為、場合にもよりますが最低2ヶ月分ほどのオープン前家賃が発生します。もちろん、契約する物件の諸状況に応じて変わりますので、これらはあくまで参考としてお考え下さい。 他にも事業用ということで個人賃貸の場合とはことなる部分もありますが、総じて一般の賃貸よりもかなり多くの初期費用がかかります。 ○定期借家と普通借家契約のどちらがいいのか? 賃貸借契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類があります。 ・普通借家契約 借地借家法 第二十八条には次のようにあります。 建物の賃貸借の解約の申入れは、建物の賃貸人及び賃借人(転借人を含む。以下この条において同じ。)が建物の使用を必要とする事情のほか、建物の賃貸借に関する従前の経過、建物の利用状況及び建物の現況並びに建物の賃貸人が建物の明渡しの条件として、又は建物の明渡しと引換えに建物の賃借人に対して財産上の給付をする旨の申出をした場合におけるその申出を考慮して、正当の事由があると認められる場合でなければ、することができない。 この通り、貸主は正当な理由がない限り、借主の了承なく賃貸の解約をすることはできません。 借主がいきなり追い出され路頭に迷うことのないように配慮した制度で、一般の住宅を賃貸する場合に多い契約です。 ・定期借家契約 2000年3月から施行されており、「良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法」の成立を元に借地借家法 第三十八条に追加された制度です。 期間の定めがある建物の賃貸借をする場合においては、公正証書による等書面によって契約をするときに限り ~中略~ 契約の更新がないこととする旨を定めることができると条文にあるように、定期借家契約では契約期間通りに賃貸借契約が終了します。 どちらが良いかという判断は難しいですが、特に新築の建貸やSCでは、ほとんどが定期借家契約となります。 定期借家契約の場合は契約期間に注意が必要で、SCの場合は底地契約が何年あるかも確認が必要です。 医療法人の設立では、定期借家契約案件で契約期間10年以内の場合は認可がおりないこともあります。 ○原状回復の考え方 国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドラインについて」によると、原状回復とは、賃借人の居住、「使用により発生した建物価値の減少のうち、 賃借人の故意・過失、管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧することと定義されています。 借りる時点にあった元々の瑕疵については回復する必要はありませんが、元々の瑕疵や残置物を契約で明確にしておかないと、退去時に回復を求められることがあります。 回復には当然費用がかかるので、このようなトラブルを回避するためには、 ・引渡状態の写真をつける、 ・区分表に細かく仕様を表記するなど、 どの様な状態に戻すべきかの資料を契約書につけ、責任の所在を明確にしておく必要があります。 ○工事費の負担 商業区画、ショッピングセンターなどの工事費用に関しては、それぞれの箇所で甲乙丙(またはABC)の区分に分けることができます。 種別 箇所 費用負担 ・甲(A) 建物構造部分 オーナー、デベロッパー側 ・乙(B) 空調、配電等の基本部分 テナント側 ・丙(C) 院内床、壁、天井、照明、什器 テナント側 費用負担は、原則として上図のようになります。 テナント側とは、出店する側のこと。つまり開業する先生が負担する費用になります。案件により負担区分が変わってきますのであらかじめ確認が必要となります。 ○退店時の条件 先ほどお話しした通り、閉店を決め撤退する時には原状回復を求められます。そのほかにも、 ・解体費、原状回復費用 ・解約予告期間中賃料 ・解約時控除金(敷引き) ・中途解約違約金 退店の時にはこのような内容が求められます。 テナントの場合、オーナーに対し閉店の告知を何か月前にするかが定められており、意思表示から実際の退店日までの賃料を支払う義務があります。 最悪の場合、収入無しに半年近くも賃料を支払うケースもありますので注意して下さい。 「解約時控除金」や「敷引き」とは、契約初めに支払っていた敷金を原状回復費用から控除してくれることを指します。 賃料や契約内容の交渉術 そもそも、立地に優位性のあるテナントの出店にはさまざまな業種から応募が殺到し、契約にこぎつけること自体が難しくもあります。 いかにしてオーナーからの信頼を得て、契約を締結するか・・・そこには交渉技術が必要です。 テナント賃貸もビジネスなので、それに見合う自分のテナントのメリットを提示しなくてはなりません。 当社ではしっかりとした事業計画を立案した上で、歯科開業と不動産交渉の現場に詳しいスタッフが交渉を行うので、この点を非常に効率よく進めることができます。 状況にもよりますが、中には駐車場などのランニングコスト面で賃料に有利な交渉を進められる場合もあります。 しかし、なんといってもまず重要なのは、貸主と仲介する不動産業者との信頼関係を築くことです。 開業すれば長い間借りる場所になるので、あまり強引な交渉をしては貸す側も良い思いをしないでしょうし、後々自分も気まずくなってしまいます。 交渉は慎重に行いましょう。 不動産業の資格を持つデンタルサービスでは賃貸借契約も含め、歯科開業向きの物件仲介や、周辺エリアのマーケティングなどで歯科開業をサポートしています。 歯科開業物件や不動産の賃貸借契約などについて気になる点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。 【関連ページ】 ▶歯科医院開業 場所選び

歯科開業の失敗

2021.3.09

歯科医院ご開業相談受付中 ご開業相談はこちら 歯科開業 失敗 歯医者さんの開業で失敗しないための注意点 勤務医として経験を積んできた歯医者さんのなかには、自分の歯科医院を開業することを考えている方も少なくありません。新たに開業する歯科医院数は増加傾向にありますが、これに比例して廃業、失敗してしまう歯科医院も多く存在します。 それでは、これから歯科開業に失敗する原因と成功するためのポイントを解説いたします。 まずは最近、歯科開業で失敗する3つの大きな原因をご紹介します。 1. 新規患者の集患不足で失敗 新規開業の歯科医院は、地域住民がその存在の認知に相当な時間を必要とします。 そのため、地域エリアにお勤めお住いの方々に向けての積極的に広報活動を行わなければ、新規の集患ができないことに陥ります。 どんなに立派で豪華な内装、優秀な医術があっても適切な宣伝活動をしないと、口コミだけで待つのは経営をすぐに圧迫することとなります。 今や歯科医院数(68,479/令和元年11月現在、)はコンビニの店舗数は全国で(5万8千店舗)となっており、歯科医院が1万件余りも超えています。 (出典:厚生労働省、医療施設動態調査:令和元年11 月末概数。 月刊コンビニ「2020年5月号、2019年5月号、2018年5月号」) 歯科医院の患者獲得競争は年々激化しています。 そのため、歯科医院を開業する場所の十分なマーケティングとリサーチを行わないと失敗の原因になります。 下記のような現地調査は最低限行う必要があります。 ● 周辺駅,公共交通機関の乗降者数 ● 年代別構成(どのような年齢層が同じエリアに多いのか) ● 周辺の住民世帯数や他の歯科医院の動向 ● 昼夜間人口比率の調査 ● 就学割合調査 事前調査が不足すると、新規需要が少ないにエリアでの開業となってしまい、安定的な集患、新患者数が見込めず失敗する原因になってしまいます。集患は、院長の情報収集と集患努力、効果的宣伝が不可欠です。 2.院内教育不足で失敗 歯科病院を開業したからと言って儲かるわけではないのです。院長の経営者としての知識や、従業員の教育、患者様へのアプローチの仕方などについて開業前から勉強しておきましょう。スタッフ教育やマネージメントを怠っていませんでしたか? 従業員の教育を十分にしていなければ、病院経営はすぐに危うくなってしまいます。 ①経営方針の共有 どのようなコンセプトでどのような治療を中心に、ターゲット層はどこなのか、経営方針についてスタッフと院長間に認識の差が無いようにしておきましょう。 従業員を雇用する場合は、病院のコンセプトや経営方針について理解を示してくれる人を雇用することも重要です。 ②ミーティングと研修を定期的に、マネージメントの重要性 新人の研修、スタッフ全員参加のミーティング、外部研修への参加、幹部ミーティング、個人面談などを必ず定期的に実施しましょう。全員のスキル向上が成功のカギとなります。 ③ワンマンでは動かない 院長の考え方に賛同してくれる従業員を、幹部などとして配置しておきましょう。 スタッフの管理や指導、教育をしてくれるだけでなく、院長との意識の差があった場合にサポート、フォローする役目を担ってくれます。 ④学びを怠らない、常に知識向上を目指す どのような事業でも同じですが常に勉強をする必要があります。 歯科医であれば、日々進化する技術や知識、スタッフマネージメントに関して最先端の情報を身に着けておくべきです。セミナーや勉強会に積極的に参加し、常に勉強を怠らないようにしましょう。 3.人材不足で失敗 現在、歯科業界では深刻な労働者不足が生じており、特に歯科衛生士、歯科助士不足が起こっています。 ・賃金の高騰により大都市、安定した大型医療法人への流入が続いています。 ・長時間労働や激務によりスタッフが定着しない ・結婚や出産での退職、育児休業明けに戻ることができず整備された医院への転職 ・3年以内の短期転職の増加 歯科医院の患者獲得競争が激化する中、首都圏では平日の夜間、24時間診療や、土日診療の歯科医院が増加しています。診療時間が長くなれば、当然そこで働くドクター、スタッフは長時間労働を強いられます。 このような売り手市場の状況下で人材が見つかりにくく、規模を縮小せざるを得ない歯科医院も多くあります。 しかし、歯科業界の中でも特に求人ニーズが高い歯科衛生士は、有効求人倍率が平成28年に20.5倍(出典:平成28年 歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告-全国歯科衛生士教育協議会)となり、特に新卒学生や常勤の正社員希望の方は求人を探しやすい環境となっています。 また、結婚や出産で歯科衛生士から離れた方が復職を希望してパート・アルバイトの歯科衛生士求人を探す際に勤務時間がネックとなり求人を見つけづらいこともありました。 しかし近年は慢性的な歯科衛生士不足解消のため、復職支援や時短勤務、週1日からの勤務、午前中のみの勤務など子育て世代の歯科衛生士向けの求人も増加しており、働きやすい環境が整備されつつあります。 歯科開業を成功させる3つのポイント 1. 新規患者を増やすために差別化を図る 多くの歯科医院のなかから選び、通い続けてもらうためには、ほかとの差別化を図ることが大切です。「ずっと通い続けたい」と思わせる特徴や技術を備えておく必要があります。 たとえば、仕事帰りの人が多いビジネス街や、若年層が多く集まる場所は、審美歯科や矯正歯科に特化するのもひとつの方法です。その為に、周辺エリアの世代別構成、その職業構成など最低限知っておく必要があります。 これには、開業を目指す当初、物件検索を行う前に最終的な開業のゴールの姿・状態を具体的にイメージし、イメージした姿・状態にたどり着かないのであれば、良いマーケティング手法とは言えません。他院の最適は、必ずしも自院の最適だとは限らないのです。 最高ではなく・最適を選ぶのです。 2. 人材不足を解消するには 歯科医師や歯科衛生士などの人材確保は、年々難しくなっています。 スタッフが定着するように労働環境を整えるとともに、人材を確保するための対策を2つご紹介します。 まずは、なぜ困難な採用となるのか理解する所から知る必要があります。 重要となる歯科衛生士の採用方法求職者が重視するポイントとは? 歯科衛生士を採用することが難しい理由として、歯科衛生士の転職回数の多さが大きな理由となっております。 公益社団法人 日本歯科衛生士会が、常勤・非常勤を含めた歯科衛生士全体を対象に「勤務先を変えた経験があるかどうか」を調査したところ、転職回数が「1回ある」と答えた歯科衛生士が21.4%、「2回以上ある」は52.0%でした。(令和2年3月歯科衛生士の勤務実態調査報告書より参照) つまり、歯科衛生士の7割以上は転職を経験しています。 また、結婚や出産を機に退職後、復職したいと考えても ◆ブランクが長いけど、採用してくれる医院はあるのか? ◆新しい医療技術や器具の使い方を覚えられるか? ◆滅菌対策は万全か? ◆安心して家庭や育児の両立ができるのか? こういった不安要素もあり、経験はあってもなかなか復職できない、定着しないのが現状です。 まずは、歯科衛生士を採用する方法について確認してみましょう。 歯科衛生士が上で職を探すうえで重視する4つのポイント ・どんなホームページか? 医院の雰囲気などを働いているイメージを伝えられるので、求人広告だけを利用する場合に比べてミスマッチが起こりにくいと言えるでしょう。 ・院長やスタッフの人柄や職場の人間関係が良好か? 求職者は 「職場の雰囲気、人間関係は悪くないか?」 「自分に合わないスタッフはいないか?」 「働きたい職場環境かどうか?」などを気にしています。 ホームページだけでは誤解も生じやすいので、積極的に面接前に医院見学をしてもらいましょう。 ここで重要なのは、医院スタッフの親切で丁寧な電話応対から始まり、医院見学を案内してくれるスタッフの応対や人柄はもちろん、すれ違うスタッフの応対も重要です。患者様と同じように大切に心を込めた対応が欠かせません。 また、スタッフ同士や院長との関係性や雰囲気を確認して、院内コミュニケーションが円滑か、それが自分に合いそうな職場かを判断しています。 院長の人柄については、どれだけ素晴らしい治療技術を持っていても、まずはコミュニケーション能力と歯科医師として価値観の合わない院長のもとでは働きたくないと考えるのは当然です。 ・理念・方針に共感できるかどうか 院長の治療方針や、患者さんに対する考え方に賛同できなければ長く勤めることが難しくなってきます。特に数人規模の医院では院長とスタッフが接する時間が長いため、自分と波長が合う医院が良い!と考えています。 ・採用が有利となる条件面 給与、勤務地、勤務時間この3つのファクターが重要となります。 ・給与について 当然ながら給与は高いほうが求職者には魅力的に見えるでしょう。 特に現職の給与に不満がある人や、歯科衛生士としての知識・技術・経験等のスキルを十分に身につけられた人は、自身のキャリアアップとして、給与は最も重要と考える人が一定数存在します。 これは、求人票に給与額以外に年次昇給・キャリアアップ報酬について細かく明記することをおすすめします。 また、人材不足の昨今においては給与額も高騰していますので、他院の状況や相場観もリサーチしておく必要があります。 国税庁の「民間給与実態統計調査結果(平成29年分)」によると、給与所得者の平均年収は432万円であり、女性だけに限ると287万円です。歯科衛生士の平均年収は364万円ほどですので、女性に限定すると平均よりも高給といえます。 その他チェックされてポイントは 制度:研修制度、退職金制度、各種保険制度(雇用保険・労災保険・健康保険) 手当:資格手当、残業手当、通勤手当、住宅手当、役職手当などとなります ・勤務地について 結婚前とそのあとでは希望勤務地にも変化が生じます。育児など考えると「自宅から徒歩圏内」「最寄駅から3分圏内」「駅直結」「マイカー通勤OK」など、生活圏をベースに働く場所を探す人も多いです。 また、電車での通勤・帰宅ラッシュを避けたい人は、就職や転職を機に勤務地の近くに引っ越しをする場合もあるため、家賃補助などを設けている歯科医院は求職者から魅力的に感じられるでしょう。 また、コロナ過で上記通勤対策の傾向は顕著にあらわれています。 ・勤務時間について なるべく長く働きたいと考える求職者は、プライベートと両立できる勤務時間を重要視します。 「残業ほぼなし」 「18時退社」といった条件を必須にしている求職者も多くいます。 特に結婚後の子育て中の人は、勤務できる時間や保育園や学校からの急な連絡対応などの制約があるため、「自宅から通勤しやすいか」「短時間でも働けるか」「育児の配慮があるか」などを重視しています。 医院では、急患、予定外、遅延などによって、治療時間が長引いてしまうこともよくありますが、基本的にこのようなことを必須とする求職者は残業できない人が多く、残業時間などについても詳しく掲載しておきましょう。 ただし基本的に残業ありきの勤務体制では退職傾向となってしまうことを知っておきましょう。 3. 新規患者を獲得する方法 スマホなどでネット上の「歯科医の口コミ」をチェックしてから来院する新規患者も多くいます。 既存患者の顧客満足度を高めることで、ネットやSNSでの評価が上がり、周りの友人や家族にもすすめてもらいやすくなります。 また、見やすい公式サイトを作ることやWeb予約システムを整えることも新規患者獲得に非常に役立ちます。 公式サイトでは歯科医院の写真を多く掲載して実際の雰囲気を見せることで、初診の患者も歯科医院に入りやすくなるでしょう。 また、Google、Yahoo!などでエリアの検索にすぐに掲載される医院は検索もされやすく、集患もしやすくなります。このようなホームページの対策をSEO「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称で、優良な被リンクを集めたり(外部施策)、ユーザーに価値あるコンテンツを提供し、適正に検索エンジンにページ内容を理解・評価されるよう技術的にWebページを最適化(内部施策)することで、 GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードが検索された場合に、自サイトが上位に表示されるようにすることを意味します。 SEOが重要な理由は 来患者数を桁違いに増やすことができる 費用対効果が抜群に優れている 歯医者の特徴に特化することで結果を得やすい 開業前の歯医者がSEOを実施することで、開業前から見込患者を獲得することも可能。 また、既に時代はSEOを中心としたWEBマーケティング戦略を実施することにより、歯医者の立地条件は関係なくなりつつある。 SEOを実施していない歯科医院と比べ、立地条件に関係なくSEOを実施することで、WEB経由での患者数や売上は比較にならないほど増やす医院も多く存在する。 しかしこれらはの対策は院長一人ではよほどな知識とコンテンツ制作のスキルがないと成功しません。 ホームページ制作の専門家や開業コンサルタントとタッグを組んで時間と経費をかけて取り組む必要があります。一足飛びに評価や順位が上がるという広告や営業には気をつけましょう! まとめ 歯科開業に失敗する原因と対策を知ることが成功への秘訣。失敗してからでは遅いわけです。 開業を成功させるためには、事前に情勢の把握や患者のニーズの分析など、それに集患、人材採用と育成と院内マネージメント、宣伝広告の重要性など、失敗しないための対策をしっかりとることが重要です。 しかし、これから開業というドクターにそのすべての経験値や知識は乏しいのも現実です。 まずは「先人に聞け」、「先を行く人の話を聞く」これができる人とできない人では考え方の幅が大きく違ってきます。 「話すこと」「書くこと」には慣れが必要なように 「聞くこと」にも慣れが必要です。いろんな人からいろんな話を聞く。歯科経営は今までの経験値では通用しない事も多くあるのです。これは、あなたの開院を正しく導く一つの方法なのです。 歯科医院ご開業相談受付中 ご開業相談はこちら

歯科医院開業場所の正しい選び方

2021.2.24

歯科医院開業の場所選び 歯科医院の新規開業地の選び方は? □今後、どのような人口動態をたどるのか? □開発計画は、あるのか? □普通借家?定期借家? □郊外型?都心型? □人の流れ・車の流れ(駅近で南口?北口?で人の流れは違う。バイパス沿い?駐車場へ入りやすい?生活導線の確認) □天高は250センチ以上か?配管工事が可能か? □電気容量は?(技工室作るなら? □ユニットやレントゲンやマイクロを置くに耐えうる床や天井か? □実際の広さは、共有スペース込みなのか?(エレベーターホール) □その他・・・ 歯科医院開業はプレッシャーとの闘い 開業は、始めての作業や失敗できないプレッシャーなどでストレスが多くかかります。 例えば、せっかくの開業後に自分よりも駅に近い場所、少しでも便利な場所に誰かが開業すれば、患者が減ることは間違いありません。そこで不安を感じながら診察をするのは、相当なストレスになります。 テナント開業でかなりの時間と費用をかけて開業して、軌道に乗る前に誰かに駅近に開業されると結構大きな痛手となるわけです。 また、その後分院展開する場合は、場所の優位性は鉄則になります。なぜなら、マンパワーのみを過信しての経営はリスクが多くなり、最低限、場所の優位性で勝負せざるを得ないからです。 もし自分の経営する分院長が突然退職となった場合、何を想像しますか?取り返しのつかない自体に陥った医療法人もあります。 では、郊外で開業していて上手くいっており、次の展開として都会で開業をしようと場所を探し、良さそうな場所が見つかったが土地勘がないので、不動産屋のオススメで開業をした。しかし、他に歯科医院が近くで開業した後から患者数が減ってきて、何とかしようと試行錯誤したが、郊外の本院も売り上げが落ちてきたので、都内の分院を手放した。このような話を聞いたことないですか?分院展開ではよくある話です。 また、そのような医院を安く購入して、M&Aで開業するという先生も増えてきています。 1度自分が良いと思ってしまった開業地は、なぜか?他人にはここは止めた方が良いのでは?と助言を受けても素直に受け入れられない事が多いようです。 実際に100点満点の場所はないかもしれませんが、それに近い開業地が見つかるまで、根気強く探すことをお勧めします。 デンタルサービスでは、理想に近い物件探しのお手伝い、M&Aのご相談も受け承っております。お気軽にお問い合わせください。   【関連ページ】 ▶歯科医院開業 賃貸借契約の注意点

歯科開業レポート

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