歯科開業レポート

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歯科医院 開業までの流れ

2021.4.06

歯科医院開業をするための大まかな流れを説明します。 開業するまでにはさまざまな準備が必要です。 歯科医院の開業は、単なる治療技術だけでなく経営能力・判断を求められます。 開業を成功させるためにも、なるべく早い段階で計画を練り、無理のない準備を進めましょう。   STEP1 開業物件の選定 物件選びは開業する上で特に重要です。当社でご紹介する物件は、5つのポイントを抑え総合的に判断し、開業すれば成功に大きく近づく事ができる物件を皆さまにご紹介しております。 5つのポイントとは? 物件の集患力/視認性/ランドマーク性/アクセス性/競合環境 です。 また、この5つのポイントはどれか1つの点数が低くても、他の4つのポイントで補う事ができるため、総合的に評価の高い物件となります。当社ではドクターに合わせた物件をご提案する事ができます。 【関連ページ】 ▶歯科医院開業 場所選び   STEP2 開業資金の調達 開業時の事業計画、資金調達も当社にお任せください。 物件を決めたあとは、金融機関への融資を募るため、事業計画の提出が必要になります。その際も当社が事業計画の作成や融資交渉をサポートします。 そしてこの融資交渉は開業に当たり一番時間を要する重要な部分です。デンタルサービスでは過去の実績に基づき、事業計画を作成し、金融機関に対して説得力のある融資交渉を行いますので、無担保、無保証や金利などの条件面で優位に交渉を進めていく事ができるのです。   STEP3 歯科医院の内装・レイアウトデザイン 先生が診療しやすい素敵なレイアウトにしましょう。 デンタルサービスではデザインコンペ方式をお勧めします。この方法では当社が選んだ内装のパートナー企業を数社ピックアップし、また、先生が指定された内装企業もコンペに参加する事ができるため、より多くの選択肢から選定することができます。 内装・レイアウトを決める上で、治療ユニットの数、待合室の広さも重要です。やりたい診療ができるようじっくり考えましょう。   STEP4 歯科医療機器の買い方 高額な医療機器もしっかり比較検討し、購入しましょう。 内装同様、デンタルサービスでご紹介する医療機器業者をご紹介する事が可能です。比較検討し、最適な機器を最適な価格で購入する事が重要です。 当社では過去のクライアントの医療機器購入価格を調べ、提案されている見積り価格が本当に適正なのかを調べ交渉します。過去の例では数百万円下がったケースもあります。   STEP5 歯科医院のホームページ・広告・印刷物 開業前から戦略を練っていく事が重要です。 先述では物件が重要というお話をしましたが、その物件のポテンシャルを最大限に活かすプロモーション戦略が必要です。 デンタルサービスでは内装などと同じく複数のパートナー企業をご紹介し、先生や、クリニックのイメージに合ったデザインを作成します。またデザインや価格だけでなく、目に見えないSEO(検索エンジン最適化)対策までサポートする事が可能です。 また、Webサービスでも医療法に抵触しないよう、専門的な知識を持ったパートナーをご紹介します。   STEP6 人材採用について 診療の忙しいドクターだからこそ、それを支える優秀なスタッフが必要です。 人材の募集、応募受付、面接から採用までデンタルサービスが全面的にサポートします。面接の際は先生も同席し、第三者目線で評価する事ができます。 また人材紹介会社も先生のクリニックやケースによって有効な媒体を複数紹介する事が可能です。 他にも雇用契約の説明や、院内ルールの作成もデンタルサービスが行います。   STEP7 歯科医院開設の諸官庁書類提出と申請 開業に向けての最終仕上げです。 行政へ提出書類には多くの決まりがあり、一つ一つ調べ、作成し各行政機関に提出するには、大変時間がかかります。 こういった業務の一切をデンタルサービスにお任せください。先生の開業が滞りなくできるよう、素早く対応します。 【関連ページ】 ▶歯科医院開業 届出書類   STEP8 最後に… 開業は新たなスタートです。 物件選びから人材の採用など、開業までの道のりは非常に長いものです。ですが、最初に正確な選択で土台作りを行う事で、開業後すぐに売り上げを伸ばし、軌道に乗せる事も難しくはありません。 また、開業までも重要ですが、その後の経営も非常に重要です。デンタルサービスは開業後も先生とクリニックをサポートします。 【関連ページ】 ▶歯科医院開業 場所選び

歯科医院における院長のお仕事(経営数値)

2021.4.01

「毎月、売上、自費率、新患数など経営数値を把握し、その対策をしていますか?」 もし、医院の経営数値をデータ化し定期的なチェックをしていない場合は、1日も早く経営数値を把握(計測)することから始めましょう。基本的な数値は、アポイントツールやレセコンで把握できる数値と、受付スタッフと協力して把握しなければならない数値があります。 「院長として知っておきたい毎月最低限の把握すべき経営数値は?」 【毎月確認すべき経営数値!】 売上関係 ・売上 ・累計売上 ・保険売上(外来、訪問) ・自費売上 ・自費内訳(診療科目別の売上と件数) ・雑費売上   患者動向 ・延べ来院数 ・診療日数 ・1人あたり平均通院回数(=延べ来院数/外来レセプト枚数) ・1日平均来院数(=延べ来院数/診療日数) ・レセプト枚数(外来、訪問) ・平均レセプト単価 ・再初診数 ・再診数 ・治療終了者数 ・自費患者数 ・新患総人数 ・来院経路調査(初診アンケートなど) ①知人からの紹介 ②家族からの紹介 ③ホームページを見て ④看板を見て ⑤自宅・会社から近いから ⑥通りがかり ⑦その他 ・リコール率、リコール患者数 ・総予約数 ・急患数 ・急患率(=急患数/総予約数) ・当日TELキャンセル数 ・無断キャンセル数 ・キャンセル率(=TELキャンセル数+無断キャンセル数/総予約数) ・ユニット1台あたり生産性 ・スタッフ(人)1台あたり生産性   【経営数値の指標】 ・1人あたり平均通院回数(=延べ来院数/外来レセプト枚数) ●2.1~2.3回が理想 1.7回以下/予約が取りづらいと感じている可能性高 2.5回以上/治療回数が多いと感じている可能性高 ・外来レセプト枚数 ●ユニット1台あたり120枚 3台であれば360枚/月 150枚を超えると、かなり院内が忙しい状況といえます ・平均レセプト単価 ●東京都の平均1,158点/枚( レセプト1件当たりの平均点数 ) 令和2年度東京厚生局データより ・新患総人数 ●ユニット1台あたり10人 3台であれば30人/月 全国平均では Web:紹介:その他=5:3:2 ・キャンセル率(=TELキャンセル数+無断キャンセル数/総予約数) ●まずは10%以下 理想は5%以下 ・ユニット1台あたり生産性(=売上/ユニット台数) ●当初目標200万円/台 理想250万円/台 ユニット3台であれば600万円/月 ・スタッフ(人)1台あたり生産性(=売上/常勤換算人数) ●当初目標125万円/人 理想150万円/人 5人であれば625万円/月 以上、あくまでベーシックな経営数値ではありますが、 まずは上記経営数値を掌握することで、ベーシック基準数値と比較して 医院状態を的確に判断することが重要となります。 もし上記のベーシックな平均数値と比較して、 足りない部分がある場合にこの指標に近づくための施策を、毎日、毎月考えてアクションすること、 すなわち院内でPDCAを回すことが必要となります。 あなたの医院に朝礼や終礼があるのであれば、 目標数値を明確にして全員に伝えることができればより有効でしょう。また、慢性的に足りない部分が生じた場合は、生産性の数値を参考にして、ドクターや受付スタッフの予約の取り方、治療タイム、患者さんの流れなどを見直しましょう。 当社デンタルサービスでは、医院の数値を分析し、あなたの医院の足りていない部分を指摘する 『歯科医院 経営状態ドック』を行っております。

歯科医院売却M&A

2021.3.15

歯科医院の売却、M&A、継承、 引退を考えている先生へ 現にバリバリ働いている先生も いつかは引退や誰かに継承など考えているのでは? ・現役引退は何歳にしたいの? ・誰かにこのまま継いでもらいたいが、事業承継には何がいるの? ・自分の子どもに継がるために何の準備が必要? ・売るときにスタッフはどうするの? いつ、どのように引退や売却するのか、それまでにどのような医院状態にすべきか早めに検討に入り準備することが必要となります。今日明日でも止めることはできますが、それでは今までの患者さんや働くスタッフさんはどうしたらいいのかなども重要です。 止めて廃院する以外にも売却や譲渡という手段があります。 歯科医院の事業承継 事業承継とは、歯科医院の後継者に、事業を引き継ぐことを言います。 歯科医院の事業承継は、後継者より3つに分類されます。 ①親子間 利点:患者様、治療方針を引き継ぎやすく売却後に起こりえるトラブルが低い。 検討ポイント:その医院を引き継げる能力と歯科医師の資質、スタッフがついていくかどうか 相続など税金トラブルについて考えておく必要がある。 ②親族以外の勤務医 利点:患者様とスタッフを引き継ぎやすい。 検討ポイント:自分の右腕となる勤務医が必要 売却額を設定できないなどの可能性が起こります。 ③第三者への承継(売却、事業譲渡) 利点:買手の対象に制限がなく、後のことを考えなくてよい。 検討ポイント:売却の金額設定や交渉、手続きが難しい。 歯科医院 売却・事業承継・M&Aの流れ 親子間・勤務医への事業承継、第三者への承継、売却などの流れです。 売りたい ➀相談~ヒアリング ②医院分析(レセプト枚数、新患数や売上状況など) ③買手調査と確認 ④金額や売却スケジュールなどの交渉 買いたい ①現状・条件ヒアリング ②売手調査(財務状況、借り入れ、サブリースの有無、患者数、従業員などの詳細) ③買取金額の算出と交渉 ④条件面とスケジュールの確認と契約 歯科医院M&Aのメリットデメリット 意外とコストがかかる廃院より売却という選択 M&A、売却には、売手側、買手側によってメリットデメリットがあります。 売る側の利点は? 廃院コストを削減できる。 資産を現金化ができる「物」もある。(設備など) 「患者様」を引き継げる。 「スタッフ」を引き継げる 売り側の検討ポイント 正式な売却契約や口約束などで売却した場合に トラブルの発生や損害賠償などが起きることがある。 買い手の利点は? 開業コストの軽減 カルテ、患者引継ぎによる経営リスクの軽減。 スタッフ引継ぎできれば採用コストの低減。 買手のデメリット 一般の歯科医師との交渉となる為、難航する場合が多い。 現在のシステムや設備が古い場合が多い。 売るときの金額ってどう決めるの? 売りたい歯科医院の価値の計算が必要となります ゼロ~3000万ほど、その医院の状態や売り上げ状況により多いく変わります。 歯科医院の価値をどうやって数値判断、分析するか 3つの要因があります。 営業状態? 売上や収支(利益が出ているかどうか?) 基本的に患者数が引く状態で収支も赤字などで経営状態が悪い場合、金額が付かなこともあります。 歯科医院の価値 設備、土地、建物、患者数、借入金、リース料の残債などで算定していきます。 希望額で売れるの? 互いの条件などがあえばスピード契約もありますが、買う側も調査して瑕疵が無いように十分検討をして交渉しますので、相場やちゃんとした計算根拠が必要となります。 まとめ 日本は人口が減少しているのに歯科医院がまだ増加をしています。5年10年後には、歯科医院の競争がし烈になることは容易に想像ができます。 また、歯科診療所の医師平均年齢は53.5歳、60歳以上が34%という状況であり、リタイアを検討している方が多く、また実際にリタイアされる方も増加しております。 引用:厚生労働省「平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」 そんな時に事業承継か廃院かどちらかの選択になります。ご自身の今後のライフプランを考え、5年、10年先を見据えて早めに準備することが大切です。 少しでも気になった方は、デンタルサービスの無料相談をご利用ください。

歯科医院運営のノウハウ

2021.3.09

歯科医院運営のノウハウ 大手医療法人の開業運営を支援して得た独自の必勝法を活かし、開業成功へ全力でサポートします。 また、リアルな歯科経営の実態を知り尽くした当社が、短期間で安定した黒字経営へと導きます。 ●必勝法で安定した高収益医院へ 歯科医院の競争は年々激化し開業後の安定した経営は、ますます大変になってきたといわれています。 しかし長期にわたり歯科医院の開業及び経営を支援してきた豊富な経験から、成功には必勝法があることを知っています。 その必勝法をお伝えしますので、一緒に「つぶれない医院」ではなく「安定した高収益な医院」を創っていきましよう。 現場を知り尽くした当社がサポート 当社と同様のサービスを提供している会社は多数ありますが、根本的に当社とは大きな違いがあると考えます。 当社の各担当者は、日々複数の歯科医院へお伺いし現場では今何が求められているのか把握してご提案やご対応を行っております。 機器販売や顧問契約のおまけの支援ではなく実際の現場で得た豊富な経験や知識を活かして、患者様やスタッフ様更に医院に関わる全ての人の満足度をアップし、通いたい働きたいと感じていただける新しい医院の環境づくりを大切にして経営をサポートします。 当社スタッフ ・代表 ・開業物件コンサルタント ・申請登録コンサルタント ・人事採用コンサルタント ・人事教育コンサルタント ・経営計画コンサルタント

なぜ?開業するのか?

2021.3.09

なぜ、開業するのですか? 皆さんは「なぜ?開業するのか?」を自問自答してみてください。 当法人やセミナーでドクターに聞いてみると以下のような回答がありました。 ・開業して、お金を稼ぐために ・開業して、自分の城を築くために ・開業して、好きな治療をするために ・開業して、自由に診療したい。 ・開業して、好きな機材を使うために ・開業して、自分の名前を歯科界に轟かせるため ・嫌だけど親の歯科医院を、引継ぐために もし、このような事を考えているようならば、開業するのを待った方が良さそうです。 多くの歯科医師が、自分の世界を探して開業しますが、なかなか上手くいきません。皆さん、気づけていますか? 究極の歯科医院開業の目的は? 患者様、そしてスタッフを幸せにすることです。決して、自分の目的を叶えるためではありません。ここを勘違いすると上手くいかない。ほとんどのドクターは、ここを勘違いしている。 歯科医院は自分のものではなく、みんなのもので、みんなが活躍する場所を提供するに過ぎない。歯科医院は、自分の夢を叶える場所ではなく、みんなの夢を叶える場所でなくてはならないのです。 なぜ?開業するのですか? ・開業して、患者さんを幸せにするため ・開業して、みんなの城を築くため ・開業して、スタッフや患者さんが好む治療をするため ・開業して、スタッフが自由に働くため ・開業して、スタッフや患者さんが好きな機材を買うため ・開業して、働くスタッフを幸せにするため ・開業して、たくさんの良いDRを教育するため ・親の歯科医院を継承して、発展させるため 開業して、院長になれば自分の思うように治療ができると思っている歯科医師は、全く逆だという事に後で気づかされます。基本的には、院長になれば働くスタッフの事を考えて、患者さんやスタッフの望む材料や道具を選択する必要があります。 歯科医師ならば、自分の城を築いてみたい!自分の自由にしたい!と考えると思うのですが、いざ、開業してみると全く逆だという事に気づかされます。みんなの城であり、自分の城ではありません。みんなが自由になるためには、自分が多少なりとも我慢をしなければなりません。 結局、自分の思うようにしたい自分のスタイルを追求したいために開業するのですが、なかなか思ようにいかない院長が多いようです。そりゃそうです!開業は初めから自分の思うようにするための物ではありません。心の矢印を外に向けて自分ではなく、働いていくれるスタッフやいらしてくれる患者さんの事を考えましょう。 開業地の選び方 チェック項目 ・今後、どのような人口動態をたどるのか? ・開発計画は、あるのか? ・郊外型・都心型 ・1階・2階以上 ・1番は、人の流れ・車の流れ(駅チカで南口?北口?で人の流れは違う。バイパス沿い?駐車場へ入りやすい?) ・天高は240以上か?20㌢床上げ ・ビルオーナーの年齢 ・電気容量は?(技工室作るなら?) ・ユニットやレントゲンやマイクロを置くに耐えうる床や天井か? ・広さは、共有スペース込みなのか?(エレベーターホール)   私は、テナント開業しかしたことがありませんので、土地から購入して開業の場合と少し違ってくると思います。テナント開業の際の私の鉄則は、「駅と開業地の間に歯科医院を作ることがもうできない!」になります。 開業というのは、ただでさえ色んなストレスが加わります。開業後に新しく自分よりも駅に近い所に誰かが開業すれば患者数が減ることは間違いありません。そこでストレスを感じながら診療をするのは、相当なストレスになります。もちろん「実家の土地で開業するんです!」それは、おおいに結構だと思います。なぜならそこから駅に近い土地へステップアップもできます。しかし、テナント開業でそこそこお金をかけて開業して軌道にのる前に誰かに駅近に開業されると結構な痛手となるわけです。分院展開する場合は、これは鉄則になります。なぜなら、人で勝負することが難しくなり、場所で勝負をせざるを得ないからです。皆さん、分院長が突然退職なった場合、何を想像しますか?そう!人での勝負はできないんです。 郊外で開業していてそこそこ上手く行っており、次の展開として都会で開業をしようと場所を探しており、そこそこの場所が見つかったが土地勘がないので、コンサルタントのオススメで開業をした。初めは良かったが、他に歯科医院が近くで開業した後から患者数が減ってきて、なんとかしようと試行錯誤したが、郊外の本院も売り上げが落ちてきたので都内の分院を手放した。このような話を聞いたことないですか?そう!分院あるあるです。最近では、そのような医院を安く購入して、開業するという先生も増えてきています。 1度自分が良いと思ってしまった開業地は、なぜか?他人にここは止めた方が良いのでは?と助言を受けても素直に受け入れられない事が多いようです。実際に、100点満点の場所はないかもしれませんが、それに近い開業地が見つかるまで、根気強く待ってみましょう。 1億円歯科医院の開業地 1億円歯科医院を作ることを目的に開業するとなると、前もっての配管や購入するであろう機器が変わってきます。初めから全ての機器を揃えることができるのであれば問題がないが、開業時は資金的な問題から購入を見送らざるを得ない場合が多い。1番効率よく開業するのは、必要なユニット台数やスペースを想定内として開業する方法です。 そうなると家賃が高くなるのではないか?という質問がでそうですが、バランスが必要ですね。何かを我慢すると何かが問題になるわけであって、全てを満足する結果をもたらすには、潤沢な資金が必要になますが、開業時はそうもいかないと思いますので、バランスが必要になります。機器の中で1番場所をとるのは、ユニットとレントゲンになりますので、そのスペースを考えながらの開業となります。 1億円歯科医院に必要な人員で広さを考えてみましょう。(自費率20%想定)ドクターは、院長含めて3名、DHは3名、DAは3名となるとユニットが最終的に6台必要になります。開業時は、2台か3台で十分ですが最終的に6台まで増やすことが目標になりますので、面積でいうと3.3平米×35=115.5平米となります。これは、テナントの形により違いますので、正方形や長方形に近い形の想定となります。 後から床を剥がして配管を通すとなるとそりゃ大変な工事になりますので、スタッフルームや院長室には後々ユニットを設置するつもりで配管を通しておいたほうが良いです。設置したらスタッフルームや院長室がなくなってしまうではないか?とお考えかもしれませんが、ならば近くにアパートを借りるなど他にいくらでも方法はあります。私は、院長であり理事長ですが未だに院長室はありません。自分の仕事はカウンセリングルームで、カウンセリングをしていない時間帯に行うようにしています。そう開業しても自分の思い通りにいかないとはこのことです。 35坪のテナントや土地などを探す必要がありますが、例えばテナントで駅近35坪となると結構ハードルが高くなりますね。開業1年前より探すとしてもなかなか良い条件の物件は、出ない場合もありますので、常に不動産には目を光らせておく必要があります。でも、都内でも意外と探すと駅徒歩1分であるんですよね。 先生は、どうやって開業地を探すのですか?と聞かれます。私の開業地探しは、ほとんどがインターネットになります。 スーモやat homeでテナントや店舗を自分の開業したい路線や方面や駅で登録を行い!メールが来て良かったら、昼休みに直ぐに見に行く。業者にももちろん声をかけておきますがショッピングモールや駅中の物件は、そのほとんどが医療法人限定となっており、個人で最初に開業する場合は申込みすらできません。不動産業者に頼んだ場合、上層階に歯科医院が入っているか?チェックもしないで、どんどん不動産データを送ってくるのでそこから取捨選択となります。 また、何よりも現地に行くことが重要です!何度も足を運ぶとで現地の人の流れや住んでいる人の層や歩いている人の層がわかってきます。私が秋津の物件を見つけたのは、秋津の他の物件を見に行った際にたまたま歩いていて見つけた物件になります。 院長への伝え方 おせわになった院長への感謝 開業を考えた時点で、初めに行うことは一にも二にも雇用してもらっている院長に早く相談することです。もちろん、相談しにくい場合も非常に多いと思います。ここで助言ですが、いつまでも先延ばしにするのではなく、1年後に開業したい旨をなるべく早く伝えることが、恩師への恩返しであることは間違いないです。 今まで多くの歯科医師が開業する場面を見送ってきましたが、突然開業したいと言い始め、スタッフや患者に迷惑をかけて辞めた歯科医師で成功しているケースは1度も見た事がありません。「人は去り際が肝心」と良く言います。去り際は、その人の人間性がもろにあわらわれます。「私は、辞めるんでさよなら」という幼い考え方では、開業してからかなりの荒波にもまれる事になるでしょう。そんなこと言われても伝えにくいし、何を言われるのか?わからない?どう伝えて良いかもわからない?といった質問を良く受けるので、ここで院長にどのように伝えるかを実際にお伝えしたいと思います。 院長としては、苦楽を5年以上共にしてきた勤務医を愛おしく思っていることは間違いありません。そんな院長に開業を伝えるのは、なかなか気が引けるでしょう。しかし、前述した通り遅くなれば遅くなるほど伝える事がもっと難しくなります。そのため、5年継続勤務した後に開業を1年くらいを目処にしたい旨を伝える必要があります。伝える際は、自ら食事に院長を誘い。特別な思いを伝えたいという雰囲気を作りましょう。そこで、院長に伝える言葉は、こんな感じです。「5年間お世話になり、本当に感謝しております。最近、私の目標である院長にもっと近づくため、1年後を目処に開業を考えております。開業に際して院長よりご指導をお願いしてよろしいでしょうか?」このように開業に関して、院長に指導をして欲しいと伝えれば、ほとんどの場合「そうか」となります。 たまに開業は、自分の勝手であり自分の人生だから関係ないとか自分勝手に開業場所を決めて業者と話を進めて、最終的に来月退職しますという歯科医師がいますが、果たしてそれが色々と治療や人生経験をさせてもらった院長への恩返しなのか?と思います。診療がうまく行かない時、助けてくれたのは、周りのスタッフや院長だったのではないでしょうか?きちんと恩返しができる歯科医師になって開業しましょう。 自分がしたことは、必ず自分に帰ってきます。今後、歯科界が発展していくためにもこのような歯科医師が少なくなればと思います。

歯科開業の失敗

2021.3.09

歯科開業を失敗しないためのご開業相談受付中  歯科ご開業相談はこちら 歯科開業 失敗 歯医者さんの開業で失敗しないための注意点 勤務医として経験を積んできた歯医者さんのなかには、自分の歯科医院を開業することを考えている方も少なくありません。新たに開業する歯科医院数は増加傾向にありますが、これに比例して廃業、失敗してしまう歯科医院も多く存在します。 それでは、これから歯科開業に失敗する原因と成功するためのポイントを解説いたします。 まずは最近、歯科開業で失敗する3つの大きな原因をご紹介します。 1. 新規患者の集患不足で失敗 新規開業の歯科医院は、地域住民がその存在の認知に相当な時間を必要とします。 そのため、地域エリアにお勤めお住いの方々に向けての積極的に広報活動を行わなければ、新規の集患ができないことに陥ります。 どんなに立派で豪華な内装、優秀な医術があっても適切な宣伝活動をしないと、口コミだけで待つのは経営をすぐに圧迫することとなります。 今や歯科医院数(68,479/令和元年11月現在、)はコンビニの店舗数は全国で(5万8千店舗)となっており、歯科医院が1万件余りも超えています。 (出典:厚生労働省、医療施設動態調査:令和元年11 月末概数。 月刊コンビニ「2020年5月号、2019年5月号、2018年5月号」) 歯科医院の患者獲得競争は年々激化しています。 そのため、歯科医院を開業する場所の十分なマーケティングとリサーチを行わないと失敗の原因になります。 下記のような現地調査は最低限行う必要があります。 ● 周辺駅,公共交通機関の乗降者数 ● 年代別構成(どのような年齢層が同じエリアに多いのか) ● 周辺の住民世帯数や他の歯科医院の動向 ● 昼夜間人口比率の調査 ● 就学割合調査 事前調査が不足すると、新規需要が少ないにエリアでの開業となってしまい、安定的な集患、新患者数が見込めず失敗する原因になってしまいます。集患は、院長の情報収集と集患努力、効果的宣伝が不可欠です。 2.院内教育不足で失敗 歯科病院を開業したからと言って儲かるわけではないのです。院長の経営者としての知識や、従業員の教育、患者様へのアプローチの仕方などについて開業前から勉強しておきましょう。スタッフ教育やマネージメントを怠っていませんでしたか? 従業員の教育を十分にしていなければ、病院経営はすぐに危うくなってしまいます。 ①経営方針の共有 どのようなコンセプトでどのような治療を中心に、ターゲット層はどこなのか、経営方針についてスタッフと院長間に認識の差が無いようにしておきましょう。 従業員を雇用する場合は、病院のコンセプトや経営方針について理解を示してくれる人を雇用することも重要です。 ②ミーティングと研修を定期的に、マネージメントの重要性 新人の研修、スタッフ全員参加のミーティング、外部研修への参加、幹部ミーティング、個人面談などを必ず定期的に実施しましょう。全員のスキル向上が成功のカギとなります。 ③ワンマンでは動かない 院長の考え方に賛同してくれる従業員を、幹部などとして配置しておきましょう。 スタッフの管理や指導、教育をしてくれるだけでなく、院長との意識の差があった場合にサポート、フォローする役目を担ってくれます。 ④学びを怠らない、常に知識向上を目指す どのような事業でも同じですが常に勉強をする必要があります。 歯科医であれば、日々進化する技術や知識、スタッフマネージメントに関して最先端の情報を身に着けておくべきです。セミナーや勉強会に積極的に参加し、常に勉強を怠らないようにしましょう。 3.人材不足で失敗 現在、歯科業界では深刻な労働者不足が生じており、特に歯科衛生士、歯科助士不足が起こっています。 ・賃金の高騰により大都市、安定した大型医療法人への流入が続いています。 ・長時間労働や激務によりスタッフが定着しない ・結婚や出産での退職、育児休業明けに戻ることができず整備された医院への転職 ・3年以内の短期転職の増加 歯科医院の患者獲得競争が激化する中、首都圏では平日の夜間、24時間診療や、土日診療の歯科医院が増加しています。診療時間が長くなれば、当然そこで働くドクター、スタッフは長時間労働を強いられます。 このような売り手市場の状況下で人材が見つかりにくく、規模を縮小せざるを得ない歯科医院も多くあります。 しかし、歯科業界の中でも特に求人ニーズが高い歯科衛生士は、有効求人倍率が平成28年に20.5倍(出典:平成28年 歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告-全国歯科衛生士教育協議会)となり、特に新卒学生や常勤の正社員希望の方は求人を探しやすい環境となっています。 また、結婚や出産で歯科衛生士から離れた方が復職を希望してパート・アルバイトの歯科衛生士求人を探す際に勤務時間がネックとなり求人を見つけづらいこともありました。 しかし近年は慢性的な歯科衛生士不足解消のため、復職支援や時短勤務、週1日からの勤務、午前中のみの勤務など子育て世代の歯科衛生士向けの求人も増加しており、働きやすい環境が整備されつつあります。 歯科開業を成功させる3つのポイント 1. 新規患者を増やすために差別化を図る 多くの歯科医院のなかから選び、通い続けてもらうためには、ほかとの差別化を図ることが大切です。「ずっと通い続けたい」と思わせる特徴や技術を備えておく必要があります。 たとえば、仕事帰りの人が多いビジネス街や、若年層が多く集まる場所は、審美歯科や矯正歯科に特化するのもひとつの方法です。その為に、周辺エリアの世代別構成、その職業構成など最低限知っておく必要があります。 これには、開業を目指す当初、物件検索を行う前に最終的な開業のゴールの姿・状態を具体的にイメージし、イメージした姿・状態にたどり着かないのであれば、良いマーケティング手法とは言えません。他院の最適は、必ずしも自院の最適だとは限らないのです。 最高ではなく・最適を選ぶのです。 2. 人材不足を解消するには 歯科医師や歯科衛生士などの人材確保は、年々難しくなっています。 スタッフが定着するように労働環境を整えるとともに、人材を確保するための対策を2つご紹介します。 まずは、なぜ困難な採用となるのか理解する所から知る必要があります。 重要となる歯科衛生士の採用方法求職者が重視するポイントとは? 歯科衛生士を採用することが難しい理由として、歯科衛生士の転職回数の多さが大きな理由となっております。 公益社団法人 日本歯科衛生士会が、常勤・非常勤を含めた歯科衛生士全体を対象に「勤務先を変えた経験があるかどうか」を調査したところ、転職回数が「1回ある」と答えた歯科衛生士が21.4%、「2回以上ある」は52.0%でした。(令和2年3月歯科衛生士の勤務実態調査報告書より参照) つまり、歯科衛生士の7割以上は転職を経験しています。 また、結婚や出産を機に退職後、復職したいと考えても ◆ブランクが長いけど、採用してくれる医院はあるのか? ◆新しい医療技術や器具の使い方を覚えられるか? ◆滅菌対策は万全か? ◆安心して家庭や育児の両立ができるのか? こういった不安要素もあり、経験はあってもなかなか復職できない、定着しないのが現状です。 まずは、歯科衛生士を採用する方法について確認してみましょう。 歯科衛生士が上で職を探すうえで重視する4つのポイント ・どんなホームページか? 医院の雰囲気などを働いているイメージを伝えられるので、求人広告だけを利用する場合に比べてミスマッチが起こりにくいと言えるでしょう。 ・院長やスタッフの人柄や職場の人間関係が良好か? 求職者は 「職場の雰囲気、人間関係は悪くないか?」 「自分に合わないスタッフはいないか?」 「働きたい職場環境かどうか?」などを気にしています。 ホームページだけでは誤解も生じやすいので、積極的に面接前に医院見学をしてもらいましょう。 ここで重要なのは、医院スタッフの親切で丁寧な電話応対から始まり、医院見学を案内してくれるスタッフの応対や人柄はもちろん、すれ違うスタッフの応対も重要です。患者様と同じように大切に心を込めた対応が欠かせません。 また、スタッフ同士や院長との関係性や雰囲気を確認して、院内コミュニケーションが円滑か、それが自分に合いそうな職場かを判断しています。 院長の人柄については、どれだけ素晴らしい治療技術を持っていても、まずはコミュニケーション能力と歯科医師として価値観の合わない院長のもとでは働きたくないと考えるのは当然です。 ・理念・方針に共感できるかどうか 院長の治療方針や、患者さんに対する考え方に賛同できなければ長く勤めることが難しくなってきます。特に数人規模の医院では院長とスタッフが接する時間が長いため、自分と波長が合う医院が良い!と考えています。 ・採用が有利となる条件面 給与、勤務地、勤務時間この3つのファクターが重要となります。 ・給与について 当然ながら給与は高いほうが求職者には魅力的に見えるでしょう。 特に現職の給与に不満がある人や、歯科衛生士としての知識・技術・経験等のスキルを十分に身につけられた人は、自身のキャリアアップとして、給与は最も重要と考える人が一定数存在します。 これは、求人票に給与額以外に年次昇給・キャリアアップ報酬について細かく明記することをおすすめします。 また、人材不足の昨今においては給与額も高騰していますので、他院の状況や相場観もリサーチしておく必要があります。 国税庁の「民間給与実態統計調査結果(平成29年分)」によると、給与所得者の平均年収は432万円であり、女性だけに限ると287万円です。歯科衛生士の平均年収は364万円ほどですので、女性に限定すると平均よりも高給といえます。 その他チェックされてポイントは 制度:研修制度、退職金制度、各種保険制度(雇用保険・労災保険・健康保険) 手当:資格手当、残業手当、通勤手当、住宅手当、役職手当などとなります ・勤務地について 結婚前とそのあとでは希望勤務地にも変化が生じます。育児など考えると「自宅から徒歩圏内」「最寄駅から3分圏内」「駅直結」「マイカー通勤OK」など、生活圏をベースに働く場所を探す人も多いです。 また、電車での通勤・帰宅ラッシュを避けたい人は、就職や転職を機に勤務地の近くに引っ越しをする場合もあるため、家賃補助などを設けている歯科医院は求職者から魅力的に感じられるでしょう。 また、コロナ過で上記通勤対策の傾向は顕著にあらわれています。 ・勤務時間について なるべく長く働きたいと考える求職者は、プライベートと両立できる勤務時間を重要視します。 「残業ほぼなし」 「18時退社」といった条件を必須にしている求職者も多くいます。 特に結婚後の子育て中の人は、勤務できる時間や保育園や学校からの急な連絡対応などの制約があるため、「自宅から通勤しやすいか」「短時間でも働けるか」「育児の配慮があるか」などを重視しています。 医院では、急患、予定外、遅延などによって、治療時間が長引いてしまうこともよくありますが、基本的にこのようなことを必須とする求職者は残業できない人が多く、残業時間などについても詳しく掲載しておきましょう。 ただし基本的に残業ありきの勤務体制では退職傾向となってしまうことを知っておきましょう。 3. 新規患者を獲得する方法 スマホなどでネット上の「歯科医の口コミ」をチェックしてから来院する新規患者も多くいます。 既存患者の顧客満足度を高めることで、ネットやSNSでの評価が上がり、周りの友人や家族にもすすめてもらいやすくなります。 また、見やすい公式サイトを作ることやWeb予約システムを整えることも新規患者獲得に非常に役立ちます。 公式サイトでは歯科医院の写真を多く掲載して実際の雰囲気を見せることで、初診の患者も歯科医院に入りやすくなるでしょう。 また、Google、Yahoo!などでエリアの検索にすぐに掲載される医院は検索もされやすく、集患もしやすくなります。このようなホームページの対策をSEO「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称で、優良な被リンクを集めたり(外部施策)、ユーザーに価値あるコンテンツを提供し、適正に検索エンジンにページ内容を理解・評価されるよう技術的にWebページを最適化(内部施策)することで、 GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードが検索された場合に、自サイトが上位に表示されるようにすることを意味します。 SEOが重要な理由は 来患者数を桁違いに増やすことができる 費用対効果が抜群に優れている 歯医者の特徴に特化することで結果を得やすい 開業前の歯医者がSEOを実施することで、開業前から見込患者を獲得することも可能。 また、既に時代はSEOを中心としたWEBマーケティング戦略を実施することにより、歯医者の立地条件は関係なくなりつつある。 SEOを実施していない歯科医院と比べ、立地条件に関係なくSEOを実施することで、WEB経由での患者数や売上は比較にならないほど増やす医院も多く存在する。 しかしこれらはの対策は院長一人ではよほどな知識とコンテンツ制作のスキルがないと成功しません。 ホームページ制作の専門家や開業コンサルタントとタッグを組んで時間と経費をかけて取り組む必要があります。一足飛びに評価や順位が上がるという広告や営業には気をつけましょう! まとめ 歯科開業に失敗する原因と対策を知ることが成功への秘訣。失敗してからでは遅いわけです。 開業を成功させるためには、事前に情勢の把握や患者のニーズの分析など、それに集患、人材採用と育成と院内マネージメント、宣伝広告の重要性など、失敗しないための対策をしっかりとることが重要です。 しかし、これから開業というドクターにそのすべての経験値や知識は乏しいのも現実です。 まずは「先人に聞け」、「先を行く人の話を聞く」これができる人とできない人では考え方の幅が大きく違ってきます。 「話すこと」「書くこと」には慣れが必要なように 「聞くこと」にも慣れが必要です。いろんな人からいろんな話を聞く。歯科経営は今までの経験値では通用しない事も多くあるのです。これは、あなたの開院を正しく導く一つの方法なのです。 歯科医院ご開業相談受付中 ご開業相談はこちら

歯科開業医の妻

2021.3.08

歯科開業医の妻・夫 歯科開業医のパートナーの立ち位置 開業の準備やオープン後から、開業医の奥様、旦那様はどのように関わってもらうのが良いのか 「歯科開業医のパートナー」の立ち位置を考えてみましょう。 私がよく知るパターンは、奥様が歯科衛生士、歯科助手、事務スタッフとして開業から運営までをサポートしている方が多くいらっしゃいます。 また、運営する医療法人とは別のメディカル法人の代表者として経営面をサポートしているなど、実際の治療現場以外でのサポートや客観的な視点からアプローチしている場合もあります。 このように開業を決心する前から、ビジネスパートナーとして相談やサポート受けて、順調に運営されている院長さんが多くいらっしゃいます。 とても、うまく行っている例はたくさんありますが、院長との信頼関係がすでに構築されており、それぞれのスキル、得意分野を生かして、きっちり役割分担して運営されています。 これは、相手の性格や癖までも熟知し、同じ家庭環境であるという事もタッグを組みやすい理由だと思います。 したがって、開業成功には奥様の協力体制が重要となります。 これは、医院運営だけではなく、個人資本を投じての資金繰りやリスクに対応するためにも、安定した運営と経営には欠かすことできません。 開業医パートナーが妻・夫のデメリット デメリットとしては、24時間同じ環境の場合も多く、そこでは、やはり衝突が時として起こる場合がありますので、いわゆる夫婦喧嘩ですね。 一般企業でも役員間の意見や考え方が合わないような例はよくあることですが、喧嘩となるとこれは問題で早期の解決が必要となります。 これは、互いの立場を尊重し、自分の権限、役割以上の口出しをしないことが重要です。 常に一緒にいる関係だと感情的なコントロールは難しい場面も起こりえますが、そんな時は一緒に働くスタッフ、患者様のことを最優先に考えにするとすることも重要です。 まずは、大小にかかわらず互いに経営者としての冷静な判断や感情のコントロールができるよう話し合いを行いましょう。また、第三者の相談相手や信用できるスタッフの存在も欠かせません。 解決策 医院をさらに発展させるためにも、それぞれの役割に応じたスキルアップ、院長としての役割の認識とマネージメント、従業員教育の学び、パートナーは従業員マネージメント、各職種ごとのスキルアップ、マニュアル制作などで強化、 事務系の場合は医療事務、人事、労務などのスキルアップも欠かせません。 互いに高めあう施策で医院自体の向上を図り、パートナー及びスタッフとの円滑な運営をしていきましょう。

歯科開業と年収

2021.3.08

歯科開業と年収 開業医は年収約1,200万円! このような統計結果があります。 開業医の年間の平均給与は1,225万となっておりますが、実際にはどうなんでしょう?(賃金構造基本統計調査) なお、一般の歯科医(勤務医)の年収は厚生労働省「平成30年 賃金構造基本統計調査」によると歯科医師の年収は平均823.9万円ですが、役職や勤める病院の種類によって収入は大きく変動します。日本のサラリーマンの平均年収432万円(国税庁「平成29年 民間給与実態調査」)と比較すれば高収入なのは明らかとなります。 しかし別の統計結果では、、、 気になるのは、開業医と勤務医で年収にどれだけの差があるのかです。 歯科医院を開業して働く場合、平均年収は643万円と歯科医師にしては低い結果も出ています。 人口減少エリア、歯科需要が少ない、歯科医院が過剰なエリアの場合、年収は患者数に比例してこれより下がります。 開業医と勤務医の違い 圧倒的な違いは、歯科開業には高額な初期投資(5000~7000万円)が必要という事です。 当然、開業してからは金融機関の借り入れ返済、 家賃や人件費などの固定費の運営費用、 クリニックや歯科器機の維持管理など 様々な運営上の費用が毎月必要となります。 したがって、歯科医院を順調に経営する上で「歯科開業医の方が儲かる」とは一概には言えないわけです。 もし、赤字経営となった場合は、自分の貯蓄や給与を削って自己負担するしかないからです。 経営者目線からの別の統計も存在します、 開業医は年収600万円程度と医師にしては低いという統計結果です。 (第21回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告- 平成29年 実施 -) ただし、個人で開業、医療法人を経営する場合でも、院長としての報酬を受け取るのと同時に、将来のために備えておくべきお金についても考えなければいけません。 開業医のリスク 歯科開業においては様々なリスクを考えておく必要があります。 開業さえすれば自由で経営も順風満帆、きっとうまく行くはず、、、 これを実行するためには、勤務医時代には経験したことがないようなリスクとの戦いに備える必要があります。 例えば、 勤務医や歯科衛生士、歯科助手などスタッフの急な退職、ご本人が病気やけがで休業した場合の費用捻出、医療過誤などでの訴訟対策、ネットの書き込み炎上による風評被害など、、、 リスクに対応できる保険やサポートできる体制作りが不可欠となります。 歯科開業の成功 このようなことも踏まえて、勤務医から開業医への転身には、多額の出費や様々なリスクとの戦いもあり、何がどれくらい必要となるのか、しっかりと検討することが重要です。 しかしながら、様々な困難と闘い、個人開業から大手医療法人へ成功され、年収3000万オーバーの歯科医師の方たちもたくさん知っております。 都心一等地に大きな邸宅、海外別荘、趣味の船、スーパーカー、競争馬などを所有しているなど、成功している幸せな姿を実際に見てきました。 歯科医としての成功者、そんな方々の共通点はリスクに備えることはもちろんですが、情報に敏感で、常に患者目線、成功を信じて様々な努力を地道にされてきたことが共通点といえます。

現在建設中物件

2021.2.26

秋津歯科・矯正歯科 ・2階から路面への移設を計画 ・2021年6月移転予定 ・ユニット5台 【完成】歯科医院開業事例① 西永福駅前歯科・矯正歯科 ・受付レスの革新的な患者様マネージメントへの挑戦 ・ユニット3~4台 ・2021年7月開業予定   【完成】歯科医院開業事例② 下北沢歯科 ・デザインと高機能のバランスと使いやすさを追求した空間への挑戦 ・ユニット3台 ・2021年7月開業予定 【完成】歯科医院開業事例③

歯科医院開業ブログ 事例

2021.2.26

ブレア歯科麻布十番 ・歴史ある建物を有効活用し、高い天井高と、 周辺環境に溶け込みやすいcafe風の外観で親和性とくつろぎと憩いの場をアピール。 また、このエリアでは数少ないキッズルーム、駐車場完備も特徴。 ・ユニット5台(個室診療室2部屋)   渋谷宮益坂歯科 ・渋谷駅前で限られた空間を最大限有効活用した機能的なレイアウトを創出。 ・ユニット5台(特別診療室1個室)   渋谷歯科タナカ ・渋谷のデパートが立ち並ぶデザインエリアならではの、洗練された空間とプライベート重視したオール個室の贅沢なくつろぎ空間を創出。 ・ユニット9台、全個室、コンサルルーム、院内ラボ設備   久我山駅前歯科・矯正歯科 ・一般診療と併せて、小児治療含め土地柄フェミリー層の診療がいかに抵抗なく、スムーズに実施できるか。 隅々まで工夫を凝らした歯科医院づくり。バリアフリーと小児にも気を使った空間を創出。 ・ユニット7台(2個室)、キッズコーナー、コンサルルーム   ■歯科医院開業ブログ 事例① ■歯科医院開業ブログ 事例② ■歯科医院開業ブログ 事例③ ■歯科医院開業ブログ 事例④【物件契約】 ■歯科医院開業ブログ 事例④【内装デザイン打合せ】 ■歯科医院開業ブログ 事例④【内装工事】 ■歯科医院開業ブログ 事例④【内装工事:1週間後】 ■歯科医院開業ブログ 事例④【内装工事:完成】

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