歯科医院運営 宣伝広告

歯科医院を運営していくにあたり、宣伝や広告で認知度を高めていくことは非常に重要なことです。患者様を獲得するために必要なことを説明していきます。

インターネット、SNS活用のメリット

・WEBサイトの作成

経営方針や施術内容、設備紹介など医院の詳細が分かることで患者様からの信頼を獲得しやすくなります。現代の社会にとってホームページは医院を選ぶための重要な材料となります。誰でも見やすいデザインにし、館内の設備なども分かりやすく写真を掲載すると良いでしょう。TOPページには予約方法を分かりやすく記し、興味を持った方がお問合せや予約をしやすい環境を作りましょう。

・GoogleMapへの登録

Googleマップに病院情報を掲載するには「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」への登録が必要です。今まで知らなかった人にも病院の存在を知らせることができます。近場の病院を検索する手段としてGoogleMapを使用する人は多くいるため、診療時間などの詳細を載せたり、ホームページのリンクをつけることで、より多くの人に知ってもらえる機会を作ることができます。

・SNSの活用

SNSは患者様とコミュニケーションをとるためには、非常に有効的なツールとなります。SNSで定期的に情報発信をすることで患者様の歯周ケアに対する意識を刺激することもできますし「定期健診月間」などを設けることで患者様の獲得にも繋がります。
子どもの定期健診や審美歯科など若者向けのメニューがある場合、SNSで専門知識を発信することで専門的な知識のある医院だと信頼にも繋がり、新しい顧客獲得もできるでしょう。開業や開業記念月のタイミングで、歯周ケアグッズのプレゼントや、無料歯磨き講習などキャンペーンを行うことも可能です。歯にまつわる記念日も年間に10回もありますので、有効な情報発信ができると良いでしょう。

【歯にまつわる記念日】
4月2日 「歯列矯正の日」
4月18日 「良い歯の日」
4月29日 「歯肉ケアの日」
6月1日 「矯正歯科月間の日」
6月4日 「むし歯予防デー」
6月4〜10日「歯と口の健康週間」
7月25日 「知覚過敏の日」
8月8日 「歯並びの日」
10月8日 「入れ歯ケアの日」
11月8日 「いい歯の日」
11月8日 「いい歯並びの日」

 

インターネット、SNS活用のデメリット

・WEBサイトの運営に負担がかかる

WEBサイトで広告効果を狙う場合、戦略的に運営しないとなかなか成果に繋がりにくいため、WEBサイトの運用は負担がかかるものです。社内にホームページ管理のスキルを持った人を雇うか、アウトソーシングを活用しながら運用をしていくため、サーバー代や制作費などのコストに加え、運用をしていくための人件費などもランニングコストとして必要となります。

・対応の増加

WEBサイトにお問合せ先を掲載したり、SNSを運用することでのダイレクトメッセージやコメントの対応が必要となる場合があります。流入経路が増えることによって対応が追いつかないなどということにならない様、担当を決めたり、問い合わせ先を限定するなど体制を整えてから運用を始めると良いでしょう。

・批判的な意見のリスク

SNSではコメントやタグ付けによって、不利益な情報が広まってしまう場合があります。「対応が悪かった」「治療のミスがあった」「待ち時間がとても長かった」など批判的な意見が公になるリスクがあることを理解しなくてはなりません。
また、SNSに一度投稿してしまった情報は、何らかの形式でデータが残ってしまう事があるため、投稿する際は表現などに十分に確認を行いましょう。

・医療法における広告表現

医療関係の広告には細かな表現の規制があります。医療法をしっかり確認のうえ、不適切な広告とならない様に気をつけましょう。特に、審美歯科を重視している歯科医院の場合は、診察科も掲載できず、効果を謳うことも難しい場合があるので、十分な配慮と工夫が必要となります。

既存広告の見直し(看板)

看板には医院のイメージを伝えるブランディング効果があります。医院のターゲット層がどの様なことを気にかけて、どの様な視点を持っているのか分析し、効果的な看板となるよう戦略を立てる必要があります。
またほとんどの歯科医院は地域に密着している為、看板は重要な広告として力を発揮します。内装や設備ももちろん重要ですが、患者数を得るには外観や看板が周囲に与える影響は非常に大きいのです。

広告規制

歯科医院の広告規制は、厚生労働省の医療広告ガイドラインによって定められています。患者様自身が症状に合った歯科医院を適切に選択できるようにするため、必要な情報を正確に提供する義務があります。チラシやホームページなどの広告掲載時はもちろん、看板の表示面などについても同様のルールが適用されるので注意が必要です。
誇大表現や曖昧な表現を用いた広告、など医学的に根拠のないものは認められないので、十分に確認をしたうえで、制作を進めましょう。

以上、歯科医院運営の宣伝広告について説明しました。ホームページの制作など、苦手な業務は外部に委託しつつ、より多くの方に通院してもらえる医院が作れると良いですね。

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