利益と現金について
利益があるのにお金(現金)がない!!
利益だけではなくキャッシュ(現預金)に着目した経営を!
たとえば、
「利益は出ているのに、なぜかお金が残ってこない」
「お金がないのに、なぜかたくさんの税金が発生する」
ということが起こります。
結果、どれだけ売上を上げればお金が残るのかもわからなくなり、自身やスタッフが疲弊してしまうという状況に陥ります。
多くの歯科医院の先生が、勘違いをしていることは「利益が出ればお金が残る」というものです。
医院の現金収入は2つ!
1.歯科診療の医業収入
2.助成金、金属売却代金などの営業外収入
医院の現金支出は2つ!
1.歯科診療に関わる医業支出
2.借入金返済など、直接診療に関わらない営業外支出
2つの現金収入-2つの現金支出=キャッシュ(現預金)
この一連の流れを会計用語でキャッシュフロー(CF)と呼びます。
営業利益=医業収入-医業支出 ※営業利益の算出には、現金収入、支出が伴わないものが含まれます。
この営業利益の部分のみ注視していると、
「利益が出てるはずなのに、お金がない!!」
ということが起こります。キャッシュフローに着目した経営を目指すことにより、税金の支払いのために借入金を増やすなどの失敗を避けることができます。
利益管理だけでは会社を健全に運転していくことはできません。そのため、利益管理だけでなく実際のお金の流れを示すキャッシュフローを管理していくことが重要です。