スケルトン状態の建物から、内装工事はどのような手順で行われていくのでしょうか。
■軽量鉄骨・ボード工事
診察室、待合室、石膏ルーム、トイレなどを区切る間仕切り壁工事。
軽量鉄骨とは壁を支える鉄骨の骨組みのこと、これを下地としてボード(石膏ボード)を設置すれば間仕切り壁を作る。
■建具工事
建具は窓や扉のことで、歯科の場合、木製と鋼製の建具がある。
木製は部屋の扉など、鋼製建具は入り口の自動扉や、治療室などのガラスのパーティションなどに用いられる。
■造作工事
職人さんによる仕事で、ユニット用の配管工事の床上げ、造り付けの家具類や収納スペース作り。
受付カウンター、歯科技工ルームなどの工事。
■内装仕上げ工事
内装仕上げ工事は壁(壁紙・クロス)を貼る、床(タイル・フローリング・シート)を張る等の仕上げ。
事前に内装デザイナーと壁紙や床材等のサンプルを見ながら、素材や色などを決定する。
■家具・什器工事
歯科器機以外の家具で、待合室、カウンセリングルームなどのソファやテーブル、チャイルドルームがあればその家具、既成品の棚やロッカーなどもここに含まれる。
■電気設備工事
照明器具の設置、分電盤やコンセントの設置及び配線工事が主な工事項目となる。
また、LAN配線、Wi-Fiルーター設置など歯科運営には重要な工事。
■空調換気設備工事
エアコン、換気扇など空調機器の設置工事とその配管の設置、換気設備の設置工事。
■防災設備工事
消防法に基づく設備機器の工事。
火災報知機と連動する感知器(煙感知器、熱感知器)などで、工事完了後に管轄の消防署による「消防用設備の設置完了検査」がある。
建物には、使用用途によって決まった消防用設備の設置義務がある。
■歯科医院開業ブログ 事例①
■歯科医院開業ブログ 事例②
■歯科医院開業ブログ 事例③
■歯科医院開業ブログ 事例④【物件契約】
■歯科医院開業ブログ 事例④【内装デザイン打合せ】
■歯科医院開業ブログ 事例④【内装工事】
■歯科医院開業ブログ 事例④【内装工事:1週間後】