歯科医院の売却、M&A、継承、
引退を考えている先生へ
現にバリバリ働いている先生も
いつかは引退や誰かに継承など考えているのでは?
・現役引退は何歳にしたいの?
・誰かにこのまま継いでもらいたいが、事業承継には何がいるの?
・自分の子どもに継がるために何の準備が必要?
・売るときにスタッフはどうするの?
いつ、どのように引退や売却するのか、それまでにどのような医院状態にすべきか早めに検討に入り準備することが必要となります。今日明日でも止めることはできますが、それでは今までの患者さんや働くスタッフさんはどうしたらいいのかなども重要です。
止めて廃院する以外にも売却や譲渡という手段があります。
歯科医院の事業承継
事業承継とは、歯科医院の後継者に、事業を引き継ぐことを言います。
歯科医院の事業承継は、後継者より3つに分類されます。
①親子間
利点:患者様、治療方針を引き継ぎやすく売却後に起こりえるトラブルが低い。
検討ポイント:その医院を引き継げる能力と歯科医師の資質、スタッフがついていくかどうか相続など税金トラブルについて考えておく必要がある。
②親族以外の勤務医
利点:患者様とスタッフを引き継ぎやすい。
検討ポイント:自分の右腕となる勤務医が必要売却額を設定できないなどの可能性が起こります。
③第三者への承継(売却、事業譲渡)
利点:買手の対象に制限がなく、後のことを考えなくてよい。
検討ポイント:売却の金額設定や交渉、手続きが難しい。
歯科医院 売却・事業承継・M&Aの流れ
親子間・勤務医への事業承継、第三者への承継、売却などの流れです。
売りたい
➀相談~ヒアリング
②医院分析(レセプト枚数、新患数や売上状況など)
③買手調査と確認
④金額や売却スケジュールなどの交渉
買いたい
①現状・条件ヒアリング
②売手調査(財務状況、借り入れ、サブリースの有無、患者数、従業員などの詳細)
③買取金額の算出と交渉
④条件面とスケジュールの確認と契約
歯科医院M&Aのメリットデメリット
意外とコストがかかる廃院より売却という選択
M&A、売却には、売手側、買手側によってメリットデメリットがあります。
売る側の利点は?
廃院コストを削減できる。
資産を現金化ができる「物」もある。(設備など)
「患者様」を引き継げる。
「スタッフ」を引き継げる
売り側の検討ポイント
正式な売却契約や口約束などで売却した場合にトラブルの発生や損害賠償などが起きることがある。
買い手の利点は?
開業コストの軽減
カルテ、患者引継ぎによる経営リスクの軽減。
スタッフ引継ぎできれば採用コストの低減。
買手のデメリット
一般の歯科医師との交渉となる為、難航する場合が多い。
現在のシステムや設備が古い場合が多い。
売るときの金額ってどう決めるの?
売りたい歯科医院の価値の計算が必要となりますゼロ~3000万ほど、その医院の状態や売り上げ状況により多いく変わります。
歯科医院の価値をどうやって数値判断、分析するか3つの要因があります。
営業状態?
売上や収支(利益が出ているかどうか?)
基本的に患者数が引く状態で収支も赤字などで経営状態が悪い場合、金額が付かなこともあります。
歯科医院の価値
設備、土地、建物、患者数、借入金、リース料の残債などで算定していきます。
希望額で売れるの?
互いの条件などがあえばスピード契約もありますが、買う側も調査して瑕疵が無いように十分検討をして交渉しますので、相場やちゃんとした計算根拠が必要となります。
まとめ
日本は人口が減少しているのに歯科医院がまだ増加をしています。5年10年後には、歯科医院の競争がし烈になることは容易に想像ができます。
また、歯科診療所の医師平均年齢は53.5歳、60歳以上が34%という状況であり、リタイアを検討している方が多く、また実際にリタイアされる方も増加しております。
引用:厚生労働省「平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」
そんな時に事業承継か廃院かどちらかの選択になります。ご自身の今後のライフプランを考え、5年、10年先を見据えて早めに準備することが大切です。
少しでも気になった方は、デンタルサービスの無料相談をご利用ください。