歯科開業の資金調達ノウハウ

歯科開業の資金調達ノウハウ

開業資金を調達しようと思っても、初めてのことで何をどうすればいいのか戸惑われる方も多いことかと思います。
そこで、今回は歯科医院の開業資金調達の方法や調達先の種類などを簡単に説明します。

 

開業資金をどうやって調達する?

歯科医院の開業資金計画を立てる時に、
調達先はおおよそ次のようなルートが考えられます。

・自己資金
・親族からの援助金
・金融機関からの借入(ローン)
・リース、割賦

自己資金や親族からの援助金などについては、だいたい想像がつくかと思います。事業を開始するにあたり特殊なのは、やはりローンやリースといった金融機関やリース会社からの借入を行う方法でしょう。

「歯科の開業資金や、自己資金って実際はどのくらい必要?」でもご紹介していますが、歯科開業のためには、物件(敷金・礼金などの諸経費を含む)、工事費(内装、看板)、機材(ユニットなど)、運転資金(水道光熱費・人件費など)といった費用が発生します。

テナント開業で新品機材を揃えての開業であれば、建物の大きさにもよりますが、トータルで5,000万円以上かかるといわれています。

これだけの費用をどう捻出するか、具体的なプランニングするためにも、どういう種類の相談先(借入先)があるかを知識としておさえておく必要があるでしょう。

金融機関からの借入(ローン)にはどんなものがあるの?

開業資金を調達する際に、多くの方が金融機関から借入を行います。
そこで、金融機関からの借入にはどんなものがあるのか解説していきます。
金融機関から資金をかりるには、連帯保証人や不動産などの担保があるかどうかにもより選択の幅が変わります。
無担保・無保証では借入先の範囲がだいぶ狭まるので、あらかじめ心得ておきましょう。

公的融資

公的融資とはその名の通り、政府や自治体など公的機関が行う融資のことをいいます
代表的なものには、株式外社日本政策金融公庫があり、一般の金融機関が行う金融を補完することを旨とし、国民一般、中小企業及び、農林水産業者の資金調達を支援するための金融の機能を担うと目的にあるとおり、歯科開業においては運転資金や、設備投資のため申請をすることができます。

公的・国が株主、などと聞くと敷居が高く感じられるかもしれませんが、新規事業者にとって心強い味方となる精度が用意されています。
たとえば、もし不動産や、連帯保証人を用意できないといった無担保・無保証の状態でも、上限3,000万円までの融資枠がとれることもあります。

CT・デジタルレントゲン・レセコンといったIT系の設備資金であれば、制度の中で最も低い金利で借入を行えます。
内容にもよりますが、担保を提供すれば田歩の評価分融資枠を広げてもらえたり、民間では類を見ないほど金利を下げてくれるケースもあります。

公庫を利用する場合は「歯科開業で日本政策金融公庫を利用する時の流れとポイント」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

制度融資

都道府県や市町村などの地方自治体が金融機関(銀行・信用金庫等)に資金を預け、金融機関はその資金を自治体が定めた有利な貸付条件で中小企業や個人事業主に融資しますが、融資条件として各県の信用保証協会の保証が必要になる・・・このような方法を制度融資といいます。

信用保証協会としては、協会が連帯保証人の代わりになることで、事業主がお金を借りやすいようにして経済を活性化するのが目的で保証を引き受けてくれるわけですが、金融機関からみると債務者の返済が焦げ付いても協会が返済を保証してくれるので、貸したし資金が手元に戻るため安心して融資貸出しできるというメリットがあります。

そのため、金融機関は金利を低く提示する事ができますが、もちろん協会もタダで保証してくれるわけではなく、ここに信用保証協会の保証料が約1,0%上乗せになります。
東京都の場合、無担保・無保証での融資は下限1,000万円〜上限2,500万円(1,000万円以上の審査には、加算額と同等の自己資金が必要)となっています。

プロパー融資

いわゆる民間の銀行や信用金庫などの信用貸付がこれにあたります。多くの方が利用されている方法ですが、無担保・無保証となると、利用できる金融機関そのものが、かなり限定されます。

とある銀行では無担保・無保証の歯科のテナント開業で上限5,000万円を目安に実際に融資してもらえます。
借入期間は融資対象により変わりますが、内装工事・テナント契約保証金などで最長15年、機材などは10年になります。運転資金については、金融機関により7年だったり10年だったりします。開業場所によっては相談先の銀行の支店がなかったりして融資の許可がおりない場合もあるので、ご自身で融資先を探す場合などは特に注意しましょう。

ノンバンク融資

リース会社などがこれにあたります。消費者金融もノンバンク融資に含まれますが、事業用で利用するのは得策ではないのでここでは割愛します。

リースについてはファイナンス・リースとオペレーションリースの別がありますが、詳しくは「歯科開業の資金調達時に出てくる用語解説」でお話ししていますのでご参考ください。リースの利用方法については「開業時の歯科医療聞きは購入とリースどちらが良いのか?メリット・デメリット」で詳しく解説しています。

金融機関での資金調達はおおよそ以上になります。

どの金融機関でどれくらい調達出来るの?

そもそも開業するのにはいくら必要で、どう調達するか?

歯科経営で収益をあげるために調達した資金で何に投資し、どれだけのスパンと金額で借入金を返済していくのか?綿密な資金計画を立てていなければ、どこで幾らの資金を調達すればいいのか検討もつきませんね。

初めての融資を確実に確保するため、まずはきちんとした事業計画を立てることを最優先にしましょう。

歯科開業レポート

開業サポート進行中の案件を一部掲載していきます。どういった流れで開業当日までを迎えるのか、イメージを膨らませて、いざという時に困らないように準備をしていきましょう。

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